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活字大好き本のむし 綾乃の本のつぶやきブログ

本を読むのがとにかく大好きです。
そんな好きな本の感想などを字数にとらわれず、つぶやいていくブログです。

久しぶりの松岡圭祐先生の本です。

「瑕疵借り」というタイトルから、曰く付き物件で起こる、完全なるホラーやホラーミステリーを想像していたのですが。

内容は瑕疵物件に住む藤崎という男性が、瑕疵となった原因の原発関連死、貸借人失踪、謎の自殺、家族の不審死など物件の問題を洗い出し、瑕疵を洗い流していく4話の短編ミステリでもない。
どちっらがと言うと人情話といっていいのかな?  ‥σ(๑• . •๑)?
ミステリー要素も含みつつの心温まるお話でした。

それぞれの住人の孤独な心であったり、家族との不和など探り洗い流す藤崎ですが。
普段は物静かで仏頂面。
瑕疵の真相を知ろうと部屋を訪れる相手に、最初は冷たく接していて、あまりいい印象ではないのですが。
相手の必死さに少しづつ心を寄り添わせていく姿、問題か解決した後に何も言わずに忽然と姿を消す様子に心が暖かくなると同時に、なんで黙って出ていってしまうのかな? ってちょっと寂しくなりました ( .. )

今回のお話では、藤崎がなぜ問題物件に住む、瑕疵借りを始めたのか?
その背景や過去が一切書かれておらず、ちょっとモヤッっとしたものがのこりました。
瑕疵借りをすることになるまでには色々あっただろうし、「知らぬが仏」と言う言葉もありますが、藤崎の謎を知りたいので続編を期待したい気持ちもあります(^^;;

瑕疵借り
自殺、孤独死などの心理的瑕疵物件、騒音やご近所トラブルなどの物理的瑕疵物件に一定期間住むことによって、次に住む人への告知義務を軽減する人のことを指す隠語。

一定期間住んだだけで、告知義務がなくなる訳ではないのですが、こういうことをしている人が居ることに、この本を読んで初めて知り驚きいました(ºㅁº)!!

瑕疵借りしていますとは、表立って言えないだろうから、普通の人が知らないのは当たりまえなんですけどね(^^;;