久しぶりのガリレオシリーズです。
街の秋祭りの仮装パレード中に、殺人容疑で捕まった容疑者が殺されると言う、不可解な事件の捜査をする草薙と内海は、数年ぶりに帰国した湯川に謎の解明をしてくれるよう助けを求めるお話でした。
食堂の看板娘で歌手を目指す佐織が突如失踪し、3年後に白骨死体として見つかるのですが。
容疑をかけられた男は、過去に少女を殺害した容疑で逮捕されていて、完全黙秘を貫き証拠不十分で不起訴。
佐織殺しについても完全黙秘の上、証拠不十分で処分保留で釈放されてしまいます。
しかもこの男が関わった最初の事件は、若かりし草彅が関わった事件でもあり、状況証拠はあっても起訴出来なかった因縁の相手でもあったのです。
そんな男がまたも容疑書となり、「沈黙は神なり」を金言として罪を犯しても裁かれなかった事件から一転、街の仮装パレードの最中に殺され、死体で発見される事件を担当することになった草薙と内海ですが、難航する事件にアメリカから数年ぶりに帰国した湯川に助けを求めます。
パレードを利用した殺害トリック、佐織殺害の真相、二転三転する犯行内容は流石だったとは思うのですが、沙織を殺した真犯人の動機が、そんなことぐらいで人を殺すかなぁ~?って感じだったのと。
湯川が被害者家族や常連客に近づきすぎたり、湯川だったらもう少し早くトリックや殺害動機を見破れたのではないかと、多少の疑問を感じたのですが。
最後『容疑者者Xの献身』で、人の運命を変えてしまったことへの罪悪感というか、積年の思いがあったから、トリックを見破り犯人を特定する事に躊躇してしまったのを知り、そうだったのか~という感じでした(^^;;
湯川先生の中に凝りとして残ってたんんですね、あの事件……
色々な人の心に傷を残す事件ではありましたが。
何はともあれ草薙刑事の無念も晴れ、事件が無事に解決して良かったです(^^)
内容(「BOOK」データベースより)
突然行方不明になった町の人気娘が、数年後に遺体となって発見された。容疑者は、かつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。さらにその男が堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を憎悪と義憤の空気が覆う。秋祭りのパレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたのか。殺害方法は?アリバイトリックは?超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求める。
文藝春秋 (2018/10/11)
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