【感想】溺れてみてよ / 崎谷はるひ先生 | 活字大好き本のむし 綾乃の本のつぶやきブログ

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そんな好きな本の感想などを字数にとらわれず、つぶやいていくブログです。


BL作品の感想です。
苦手な表現が含まれているかも知れませんので、BLが苦手な方はここから下を読むのを御遠慮くださいますようお願いしますm(_ _)m


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区役所職員の佐藤くん×ダンサー・伊吹の『愛されててよ』、同人誌『夜の佐藤くん』の続編になります。

前回のトラブルからの精神的な疲れと、連日の猛暑でクーラーの効かない老朽化したアパートで過ごし熱中症に罹ってしまった伊吹。
そんな彼から、ヘルプコールを受けた佐藤くんマンションで、猛暑がひと段落するまで期間限定の同居することになった夏の間のお話。

佐藤くんとの同居もすんなり始まり、体調が戻るまでダンススクールの講師の仕事がお休みの伊吹は、体力づくりがてらランニングを始め、コースになっている公園で、「ユーチューバ―・イブキ」の大ファンである小学生の湊斗に出会い懐かれてしまいます。
毎朝、学校にもいかずに公園で待っている湊斗と会っているうちに、彼の子供らしい笑顔の裏に隠された暗い一面に気づいてもほっとけない伊吹は、少しづつ夫であり父親でもある人からのDVと児童虐待を受ける香島親子の問題と、母親の再婚に関する確執へと巻き込まれていくことに。
仕事の関係で早くから香島親子の事情を知っていた佐藤くんや、親友の戌井からあまり深いりしないよう忠告され、戸惑いながらも突き放せなせづ関わっていくあたりは、やっぱり優しいんですよね。

(それで、トラブルに巻き込まれるんだから、どうしようもないけど(^^;; )

やがて接近禁止令が出ている父親にみつかり、暴力を受ける湊斗を大人として必死に守る姿がかっこよかった~
普段は天然でちょっとヘタレな所もあるのに(笑)
ただ事務所との契約も忘れて、怪我をしてしまうあたりは、もう少し仕事のことも佐藤くんもことも考えてねって思ってしまいました。

とくに佐藤くんにとっては、湊斗に思考が行きっぱなしでしばらくほっとかれてたし、トラブルに巻き込まれる(拾って来る?)は、熱を出すほどの怪我と体に痣は作るはで、ハラハラされらただろうから(^^;;
(なんか佐藤くん、慈英の気持ちを一番理解できる人になりつつあるような。。。。)

伊吹の活躍もあり、元気を取り戻した湊斗との別れと同じくして熱さが和らいでも、このまま同居を続けていくのかな?っと思ったら、伊吹からの突然の同居解消の申し出が。

前回のトラブルで伊吹が実家を出て半年、佐藤くんと付き合い始めてそれほど時間が経っていないこと、このまま同居を続けたら甘えでダメな人間になってしまうと思い、独り立ちできるまで同居は保留にして欲しいという伊吹の正直で真っ直ぐな性格と、その思いを余裕で受け止められる佐藤くんの度量の広さ、爽やかでほんわかとした雰囲気を醸し出しながらも、しっかりとした考えを持つあたりが、やはりこのカップルの魅力ですね(^^)

今回は、DVに児童虐待と重い内容だったせいかラブシーンは軽め。
『夜の佐藤くん』なみのラブシーンを期待していたので、ちょっと軽めすぎって感じで拍子抜けだったかな。

それでも怪我が治ってからの仲直りエッチで、伊吹をとことん甘やかしたいと同時に滅茶苦茶にしたい佐藤くんや、積極的に佐藤くんを誘う伊吹の姿が、とても可愛くてでもすごく色っぽくてちょっと当てられました。
ホント言うと出来れば、『夜の佐藤くん』みたいに思いっきり攻められて感じすぎて蕩けてしまうところや、にさらにイジメられて泣く姿を見たかった(^^;;

まだまだ未発展な部分もある2人なので、今後のお話もまた読めたらいいなと思います(^^)


短編の日日是好日

三崎画廊リニューアルオープンのレセプションに出席するため、一時帰国した慈英目線の短編です。

碧と久遠をのぞくオールキャストが勢揃いの豪華版。
朱斗以外とは初顔合わせでも、いじられキャラになってしまった伊吹。
昔はいじられ役だった朱斗や未紘が、今やいじったりなだめたりするほうにまわり、精神的に強くなったなぁ~と感慨深い。
そして慈英の作品を素直に本質を見極める姿は、ほんとうにいい子だ。
そんな伊吹を誇らしげに見守る佐藤くんが、朱斗曰くの太い男でした(笑)

本題の慈英と臣の再会のサプライズは。
予定がつかずに欠席だと思っていた臣がサプライズで登場。
日々頑張っていれば何時か、まとまった休みを取れるかもしれない、その時はアメリカに会いに行くから待っていろとまではいきませんでしたが、周りの協力もあり、ほんの少しだけ約束を叶えた2人。
慈英も臣もすごく幸せそうで、やはりこの2人にはいつでも穏やかに笑っていて欲しいです(^^)

 

 

内容(「BOOK」データベースより)

 

駆け出しのダンサー大仏伊吹は、猛暑から体調を崩し、区役所勤務の恋人・佐藤一朗の家でしばらく同居することに。ある日ランニング中、泣いている少年を見かけ、声をかけようとした伊吹に、彼は「イブキだ!」と声をあげる。伊吹が出ている動画を見ていたというその少年・湊斗にすっかり懐かれた伊吹。湊斗は何か事情を抱えているようで…。

 

幻冬舎コミックス (2018/11/15)