奄美から京都に帰る日
春日のおうちに行って
ギリギリまで家族で過ごしました


叔母が言った
『(島に)残される方が寂しいんよね』


確かに、ほんとそう


残される側の寂しさ


島特有の寂しさがある




わたしが昔から感じてるのが
奄美から本土に帰る飛行機が
離陸する瞬間…………


あれが妙に寂しくて
機内から窓の外を見ながら
涙をこらえるのが恒例だった


あの瞬間は
胸がきゅうぅーーっと
締め付けられる


奄美の美しい景色が
余計に寂しさをあおる


叔母とそんな話をした後だったから


離陸の時の寂しさを覚悟した


でも今回は違った


わたしは泣かなかった


たぶん……島での4日間
わいてくる感情をしっかり外に出して
がまんしなかったからだと思う


泣きたい時に
わんわん泣ける人に
なっていたからなのだと思う


アクセスバーズのおかげで
わたしは自分のタイミングで 
うわーん!!
と泣く人になりました
わたしが帰る飛行機が離陸する頃
叔母が乗る予定の飛行機が到着した





奄美は雨が降っていたけど
離陸の頃、少し青空が見えました



そして島が見えなくなる頃
ピカーッビックリマークと太陽が輝いた


おばあちゃんの笑顔だと思った


おばあちゃんが満開に笑った
と思うことにした


神々しい太陽だった




今回、帰れなかったら


何度も何度も
発作的に泣き崩れる人生に
なったかもしれないところを


神対応でお力添えくださった
みなさまのおかげで
奄美大島に帰ることができて


おばあちゃんを見送ることができ


わいてくる感情をしっかり味わい
そして溢れる涙をがまんせずに
解放できたので


悔いはありません







おばあちゃんが棺に入る前に間に合ったし
全身さすってあげることができました


家族葬はとても内容が良くて
何度も何度もおばあちゃんと
スキンシップの儀式がありました


そのはからいもまた
『悔いなし』へと
つながったように思います




たくさんの人が来てくれて
お話しすることができました


おばあちゃんが
この世を卒業したことは
寂しいし悲しかったけど


数え年でかぞえるらしいので
101歳での旅立ちとなりましたから


家族にとりましては
しあわせな気持ちも
共存しているのです


寂しい悲しいだけでなく
わたしたち家族にとっては
よろこばしいことでもありました


うちのおばあちゃんは
100まで生きた♡

と、語っていけるね


家族はそう言って
よろこんでいます



寂しいし悲しいし
涙はでるけど


今回、家族や親戚が集まって
たくさんの想い出話しをして
いっぱい笑いあえたことは


おばあちゃんのおかげラブラブ


愛子(アイコ)さんは
全身全霊で愛に生きた人でした


感情表現は
すっちゃかめっちゃかでしたが(笑)


自分の中の愛を全出ししていたから


だから最後までみんなに
愛されたのでしょう


いろんな愛のかたちがありますが
おばあちゃんと生きた人生には
愛しかなかったです







みなさまのお力が集まって
奄美大島に帰ることができたので


奄美滞在中もできるだけ
ブログを更新させていただきました


タイトなスケジュールだったため
かんたんな内容ではありましたが……


みなさんのおかげしか、ありません


だからできるだけ状況を報告
させていただきたかったです


ささやかではありますが
お土産も買ってきました


明日から発送作業に
とりかからせてください


ブログを書くと
愛と感謝の気持ちを
より整理できるので


今日まであと少し
ふるさと奄美大島のブログ更新と
休息をとらせてください



とうとがなし
 
《尊尊我無》奄美の方言で、先祖や神、
自然や人々への最上級の感謝や祈りの言葉。