私の唇は厚いです。
しかも
しまりのない感じ…
若いころはずっと気にしていました。
お化粧もくちびるの輪郭をファンデーションで薄くして
1ミリ内側に口紅をつける
何度見ても厚いくちびるは外出しようとしている私の気持ちを
暗くさせるものでした…
高校を卒業し東京にでたら
親に内緒で絶対に整形して薄い唇にしよう！と思っていました。
今のように整形手術が一般的ではない時代
親からもらった身体に傷をつけてはいけないなんて言われていた時代
美容整形、それは夢物語のように感じられました。
私はこの分厚い唇と一生付き合っていかなければならないのか…
と絶望さえ感じていました。
母を恨みました…
当時付き合っていた彼氏も
私のくちびるの幅を定規では計って
「あやのってなんでこんなにくちびる分厚いの？」っていうの
高校卒業後私は東京の外語学校へ行きました。
すると…
あれ？？
みんなに褒められるよ
このたらこくちびるを
セクシーだね、
くちびるを厚くしたくて手術をする人もいるんだよ、
って。
カルチャーショックでした…
そんなことを思いながら
いつの間にか私は大人になり
厚いくちびるのことも忘れました。
（今もタラコのままですが）
人生っていろんなことありすぎる
時間は有限
タラコにかまっいられるほど時間はない
若いころの私、整形しないで正解だったよ、
って思いました。
だって気にならなくなるんだもん。
