貴重な蜂蜜をいただきました。
陸前高田のハチミツのおじさん。
ご縁あって、こけめ農園に住むみつばちの
育て方の先生でもあります。
小学6年生のときから、ミツバチ遊びにはまり、
とにかく、ミツバチが好きで好きで、
そのまま養蜂家になって、40年以上。
「本当は、ミツバチは家族のために、
ハチミツを作っているんだ。
それを、おすそわけしてもらっているのだから、
大切に食べてほしいんだ。」
と、おじさんは言います。
国産(岩手県)純正のハチミツは、
本当においしくて、
いままで食べた中で一番おいしいと言ってくださる方も
たくさんいらっしゃいます。
私は、おじさんに出会う前までは、
ハチミツって高いなぁ~というイメージでした。
でも、手間や難しさを考えると、納得できました。
そして、世の中のハチミツの価格を調べてみても、
おじさんのハチミツは、とても良心的な価格です。
「地元の人に、身近に食べてほしいから」
と、おじさんは言います。
続けて
「これは好きじゃないとやっていけない仕事だ。
管理も手間も本当に大変なんだ。
しかも、岩手の花が咲くのは、5月~6月のたった2カ月。
10か月は、病気にならないように、世話、管理するのが仕事。
天気や花の状態は、毎年違うから、
今年、たくさんとれても、翌年はほとんどとれないときもある。
だから、バカがつくほど好きじゃないと、
これは続かないべなぁ。オラ、ミツバチ狂くらい好きだもの。
収入は不安定で、この価格だべ。
甘いところは、ひとつもない。ほんと甘くないよ、この仕事は。
でも、やっぱり好きなんだよ、ミツバチが。
奥さんには苦労かけてるけどね」
地元の人を、主にお客さんとしていたので、
震災後は、売上はガクっと減ったそうです。
でも、ハチミツも家も無事だったから、有り難い、と言います
東京にいる私達にも小さなことから、少しずつでも輪が広がってくれることを祈って・・・