リップスラーのこと① | 末廣亜耶乃のトランペットとピアノまみれの日常

末廣亜耶乃のトランペットとピアノまみれの日常

トランペットとピアノの二刀流音楽家です。
音楽関係のウンチクを始め、
音楽に溢れた日常のぼやきを投稿しています。

アフリカ帰りのトランペット奏者、末廣亜耶乃(すえひろあやの)です。
現在小田急線狛江駅の自宅に併設されている音楽スタジオにてトランペットレッスン(と初級ピアノ、ソルフェージュ)を行っております。只今生徒募集中です音譜

リップスラーって何はてなマークはてなマーク


0、2、1…トランペットは各指使いで7つの音が出ます。

そしてこれはどの音が出るのか、という表みたいな物。



どうやって音を変えるのかというと、唇のとっても小さい空気の通り道のサイズの微調整と息のスピードなどの微調整で音を変えます目


その息だったり唇だったりをスムーズに調整し、なめらかな音を出す練習がリップスラー。

その名前の通り唇でなめらかに吹く。

基本はタンギング(舌)を使わないで練習します。


*タンギングで練習する場合もありますが、無目的に音が出ないからとタンギングでとりあえず音を出す、というのはリップスラーの練習には全くなりえません。


リップスラーの練習について。

どんな練習パターンを行うのが良いかはとっても基本的な練習パターンは次回の記事に載せるとして、今回は音を出すときのコツを…





1:2:4


これがついている場所に注目してみてください。

これはどんな意味でしょうか?








1オクターブ上の音に行くときに、1オクターブ下の音のエネルギーの倍を必要なんですよ!という考え方です。





私もこれを自分のトランペットの先生に習ったのですが、数字で整理する考えが私にはとってもすっきりしたので私もこのアイディアをよく教えております。


ちょっと冷静になると、高い音でしっかり1:2:4のエネルギーを込められているかというと、最初は難しかったです。


一番簡単な例が息のスピードです。


スピード…出せませんでした。私はあせる


ただ、このエネルギー配分のこの数字を今日から練習中、基礎練習を行う際に頭の片隅に入れておいてみてください音譜


息をしっかり出すビックリマークというのは実践をとてもしやすい分野でもあります。

体はしっかりつかうのでこの息のスピードに慣れるまでは疲れますが、唇の負担は減ります。←これ大事。



ちょっとした意識の向け方のコツのうちの1つです。

是非練習中に思い出してお試しくださいねニコニコ