今日は月に一度の仏具のお磨き会でした。
金色の真鍮の仏具を磨き用のクリームでお手入れします。
パッと見は金色で綺麗な仏具も、時間の経過とともにだんだんとくすんできます。
クリームをさらしにつけて、優しくクルクルとさする。
そうすると、薄い膜が剥がれたようにくすみが取れて輝きがよみがえります。
他愛もないおしゃべりを楽しみながら、手を淡々と動かしていきます。
綺麗になった金色の仏具に自分の姿がクリアに映りこんで、ドキッとしたりすることもあったり![]()
仏教の教えの中にこんなお話があります。
『現実をありのままに見る』とはどういうことか、というお話です。
桶に水を張ってその水面に、夜空に浮かぶ真ん丸なお月様を写すと想像します。
水面が波立っていたら、お月様は真ん丸にはなりませんね。
ゆがんだお月様がそこにはあります。
私たちが何かを見る時、心の中に現実を映しだして見ているそうです。
その心が、いつも波立っている水面のようだったら…
現実をありのままに捉えることはできませんよね。
真ん丸なお月様を見るためには、波を落ち着かせることが必要なのです。
波立った水面のような心をスッと静かに落ち着かせた時にはじめて、現実をありのままに捉えることができるそうです。
そんな私も、
日々、色んなことで心の水面は波立っているのが現状です![]()
仏具磨きは、そんな心の水面の波立ちを静かに落ち着かせる方法の1つなんだと思います。
仏具の表面を優しくそっとさすりながら、お手入れすることは、少し曇ったフィルターをはずしていくような作業。
なんだかぼやっと鈍く光っていたものが、キラキラと光り出し、クリアになっていきます。
終わった後は、心の中のくすみも消えて、心も落ち着きを取り戻します。
そして、なにより気分が明るくなります。
『ありのままに見る』
簡単なようで意外と難しい。
自分の中の心の水面を落ち着けること
くもったフィルターを取り去ること
波打ったままや、くすんだ心では、ありのままには見れないんですね。
久しぶりにアナ雪を口ずさみながら、自分自身の覚書として、仏教の教えを少し書いてみました。
読んでいただき、ありがとうございます。