連休最終日、少し時間があったので自転車で行ける距離の場所にちょっと行って帰ってこようと思い地図を見ていたところ、ある観光牧場が目に止まりました。


それは神奈川県愛川町にある服部牧場という場所で、以前にTVで紹介していた様子が楽しそうだったので気になっていたのですが、ここからだとかなり遠い


まあしかし夕方までには帰ればよいと思い、思い切って出かけました。


肌寒くどんよりとした曇り空でしたが、直射日光を直接あびて汗だくになるよりは、自転車で遠出するにはかなり快適な天候だったと思います。






相模川を超え丹沢山系の奥深い山々を両脇に眺めつつ、お昼ごろに服部牧場に到着。





駐車場はかなり広く、ほぼ満車。

小さな子供を連れた家族が特に目立ちます。


敷地も広大で至るところに牛や馬、羊が放牧されているのが目視できます。

ある意味ちょっとした動物園にも見え、子供たちにはかなり記憶に残る場所になるのではないかと思いました。


係員に誘導され自転車を指定の場所に停めた後、さっそく巡回コースにそって歩きます。


ここは牛舎。





乳搾り体験をしていたご家族もいました。


山羊の小屋。





生まれたばかりの小さな子山羊がたくさんいました。

どんな動物も子供は可愛いですね。


羊の放牧場。





餌をあげることができます。

餌ほしさにみんな柵に集まってきています。


馬(ポニー?)の放牧場。





遊んでいるのか追いかけっこしている様子が微笑ましく感じました。


牛の放牧場。




座っている牛もたくさん見かけました。

立っている牛しか見たことがなかったので、当然ですが、疲れるとやはり牛も座るようです。


服部牧場ではバーベキュー場があったり、アイスクリームを食べれたりと、観光客向けの施設もあり、純粋な牧場とは違いますが、やはりメインは牧場からの収益で成り立っていると推測します。


ただこういった観光牧場のニーズはまだまだあると思うので、酪農における一つのあり方としてもっと増えても良いと思います。


現在は酪農危機とも呼ばれていて、それは穀物価格の上昇により、飼料も高騰して経営を圧迫しているからですが、それは酪農だけの危機ではないように感じます。


とうもろこしなど飼料は海外からの輸入にほとんど頼っていますが、日本人の食料自給率も非常に低い。


国際社会では国の防衛の観点や、世界規模の天候不順が起きても作物の安定供給ができるように農地を増やしたり最新の技術を導入するなど食料自給率は非常に重要視されています。


しかし食料のほとんどを海外からの輸入に頼っている日本は、いざ国際社会に何かあった時、食料の安定供給に大きなリスクがあります。


農業を存続させるにしても後継者がいないとよく言われますが、農業に企業が事実上参入できない仕組みが問題だと思います。


大企業が農業に参入し、最新の新しいテクノロジーや効率的な運営、植物工場のノウハウなどを導入すれば人気職業になるし、後継者問題も解決するでしょう。


またそうすれば狭い土地でもビルのような建築物で階層ごとに違う種類の作物を育てれば食料自給率もアップするはずです。


話は戻りますが、観光牧場では子供たちが実際の家畜を見ることによって、肉や牛乳などの食べ物に対しての感謝気持ちが生まれると思います。


そういった教育効果もあるので、牧場での体験や観光農園などの果たす役割は大きいと思います。