少し前のことですが、一部のパートさん(陰謀論好きとされている)の間で話題になっていたことがありました。


それは最近タッカーカールソンがプーチンにインタビューした内容で、後半の神についてのプーチンの考察をどう思うか?というものでした。


色々と翻訳されたものがネット上で散見されていましたが、使っている元々の単語が難しいのかそれぞれ微妙に日本語訳がちがいます。


特にインタビュー最後のあたりの超自然的存在についてプーチンがどう答えたかは、なかなかプーチン独特の難しい言い回しで、どう訳すかは聞いた人の宗教的な知識にも左右されるようてす。


及川幸久氏の解説によるとタッカーがプーチンに、今の世界状況の変化に対して超自然的な存在の力が働いていると思うか?との質問に、そうは思わない、と答えたとされています。

ただ他の人の翻訳だと、超自然的な存在を信じますか?だけだったりして、これは正確なロシア語で聞かないと分からないのかもしれません。


しかし前後の文脈を見ると、やはり及川さんの解説が1番正しいように思われます。


プーチンはその後、地上には固有の法則があってそ、それに基づいて国が栄えて大きくなったり、滅んだりしている、というような答え方をしています。


つまり、地上における出来事は神の力が介在して変化するのではなく、あくまでこの世に生きる人の考えや思い、行動によって変化しているのだ、ということのようです。


この思考はキリスト教にはなく、ある意味仏教に近いかもしれません。

世界を貫く真理というべきものがあり、その法則の中で人々は生きている。

それは何人たりとも逃れることはできない。


滅んでゆくのは神の見えざる手によってでなく、その為政者や国民の愚かな選択によってであり、どういう選択によって栄えるか滅ぶかは、地上の人間たちの手に委ねられている、そういう地上の法則があるのだ、といったところでしょうか。


プーチンは熱心なロシア正教の信者として知られていますが、神の存在を信じていないというわけではないと思います。


おそらくは神は地上の人々がどう動くのか?自分が作られた世界をじっと見ている、といった感じなのかもしれません。


ところで日本の政治家に神や超自然的存在についてインタビューしたならば、何人の人がまともに答えられるでしょうか。


海外においては、特に一流の政治家などは歴史的、宗教的知識は必須だと言われています。

それは日本とは違い、海外では人と獣を分けるものは宗教、神を信じているかどうかであり、宗教的真理や戒律が人々を律するものだったからです。

なので国を治める者は宗教について理解していることは必然でした。


国が作った法律もバレなかったら破ってもよい、と考える人々はいても、神が作られた法からは人間は逃れられない。

それは神の法はそこかしこに遍満していて、その神の目から逃れらない。

ゆえに為政者達は国民の生活の秩序を守るため宗教を利用してきたともいえます。


もっとも最近は一流の政治家と呼べる人物はほとんど見かけなくなったように思います。


自分から見れば、一流の政治家はトランプやプーチンぐらいしか見当たりません。

次に優秀なのはインドのモディ首相やサウジアラビアのムハンマド皇太子あたりでしょうか。

ハンガリーのオルバン首相もEUに対してはっきりと意見を言える気骨を持っているように思います。


ところでプーチンは大統領になって最初にやったことはソ連時代に迫害されていたロシア正教の復活でした。

法律だけでは国がまとまらないことを知っていたからでしょう。


日本においても歴史的には信仰心篤い為政者は数多くいたと思います。


しかし今日の日本の政治家達を見るに、ほとんどの方は信仰心があるようには見えません。

神の目があると思っていたならば裏金を政治活動以外に使ったりはしていないはずです。


岸田総理は何を信じているのか聞いてみたいところですが、もしかすると床の間にバイデン大統領そっくりの立像がご本尊として飾ってあるのかもしれません(笑)


今年中にウクライナ敗北が確定すると思いますが、ロシア正教を弾圧するゼレンスキー政権は、国家の主軸である宗教を破壊することによって国を崩壊させているように見えます。


今回描いたイラストは猫が住む街、です。


欧米でポリコレが叫ばれて久しいですが、宇宙から様々な種族の宇宙人が来て住むようになったら、ポリコレに熱心な方々はどう対応するんでしょうか?気になります(笑)