職場のパートさんでお笑いが好きな方がいます。


しかし最近、休憩中のパートさんたちの会話の中で、もうお笑い番組を見なくなったというようなことを彼女が言っていたので、その後その理由を聞いてみました。


するとどうやら今週刊誌で話題になっている松本人志の件が関係しているらしく、お笑い界全体に興醒めしてしまった的なことを語っていました。


ダウンタウンをはじめとして、吉本のお笑いがお気に入りで、年末の週刊誌の記事に対しても、芸人はこれくらいの女遊びは普通よ、とたいして気にもしていない様子でした。


しかし認識が急変したのは今月連休中に孫と会った後のこと。


その時に松本人志や吉本、そしてその取り巻きの関係者の疑わしい実態を解説したYouTubeの動画を見せられたのだそうです。


後輩芸人が飲み会で先輩の芸人に女性を当てがい、その女性にいかがわしい行為を強要していた疑惑…

それがかなりたくさんあり常態化していたこと、そして吉本の上層部がそれを黙認していた

初めて知ることばかりで、吉本どころかお笑い芸人全てに幻滅したのだそうです。


お孫さんはおそらく、おばあちゃんが吉本好きなことを知っていて深い考えもなしに、今こんなことが話題になってるよ、くらいな感覚で見せたらしいのですが、そのパートさんからしてみれば知らないことばかりだったらしく、かなりの衝撃だったとか。


もちろん、週刊誌の報道が全て事実かどうかは分かりません。


過去に何度も裁判で負けていますので、事実と創作を混ぜ合わせて書いている可能性もあります。

訴えられて裁判に負けても支払う金額は数百万なので、雑誌の売り上げが遥かに上回れば問題ないとしているのかもしれません。


ただ、これだけの報道を見ると、ある程度は事実なのかとは思います。


自分としてはお笑い自体は全く興味がないのですが、ただ以前にお笑いが学校におけるイジメを助長しているのでは、という意見が出たこともあって、そういう方面においては関心はありました。


日本のお笑いは、ちょっと変わった個性的な性格や考えの人、行動の人を極端にオーバー表現して(ユーモラスに?)笑いを取るというものが主流だと思いますが、一歩間違えると個性的な人を嘲笑う風潮を作ってしまいかねない危険性が指摘されていました。


よくイジメた側が使う言葉に、イジメじゃない、イジっただけ、というものがあります。

つまり反応が面白かったから、からかっただけでイジメてない、というものです。


TVのバラエティー番組なども芸人には知らせずにある仕掛けをして騙し、その極端な反応を楽しむ、といったものがありますが、それも芸人いじりなのかもしれませんが、広い見方をすると、これはイジメに見えなくもありません。


ある意味、これはTVがイジメを容認していた、ともいえなくもなく、それがお墨付きを与え世間の風潮となっていた可能性もあります。


今年は占い的には古い考えが通用しなくなっていく年、なんだそうです。

そしてその流れは今後もずっと続く。


それはお笑いの世界も例外ではないのかもしれません。

また同じ芸能界のジャニーズの崩壊も、同じ理由だと思います。


見た目のカッコ良さ、外見に重きを置く価値、が崩れさり内面を重視する流れが始まった


まあ占いは横に置くとして、時代的にも本当の幸福とは何か?真実とは何か?の探求に進みつつあるように感じます。

その過程で偽りの幸福が剥がれ落ちてゆく


見た目の美しさ、学歴、肩書き、そんな上部だけ見せかけの価値よりも、より本質的な価値、幸福にシフトしてしてくるはずです。


また、今までは通用した古いしきたりや慣習、常識たとえそれが悪いことだと分かっていたとしても、皆んなが黙認してきたことが、新しい時代には生き残れなくなってくる


政治や芸能界を見ているともうすでにそれが始まっていると感じます。


今後は他の業種や分野でも、実はこんなことが行われていたと驚くような暴露が続出し表舞台から消える人が増えると予想します。


それは個人においても例外ではないかもしれません。

良くないとは知りつつ行われてきた、不都合な事柄があるなら、早めに改善したほうが良さそうです。


今回描いたイラストは、春の訪れ、です。

野山に咲く草花を見ることは、本来の幸福とは何かを思い出させてくれます。