先日、Netflixで配信開始された実写版ワンピース全8話を見ました。


感想としては漫画ワンピースの世界観が上手く表現されていて、ストーリーもムダな部分はなく見ていて大変面白かったです。


世界的にも好評なようで、Netflixが配信されているほとんどの国々で一位になっているようです。


https://youtu.be/KVWuImdqnKU?si=XMCZQYVdx0digOYu


日本のアニメや漫画のコンテンツは海外で映像化されると失敗することが多いのですが、今回は大成功したと言えるでしょう。


今年ヒットした映画スーパーマリオは任天堂が制作に深く関わったそうですが、ワンピースも今回の実写化にあたっては原作者尾田栄一郎が監修で積極的に関わったそうです。


つまり作り手が本気で取り組めば良いものが作れることを示したわけで、日本のコンテンツは実写化しても上手くいかない、という定説を覆しました。


マリオやワンピース実写版の共通点はその作品をよく知る人物がトップに近い位置で制作に関係し、妥協を許さなかったこと。

逆を言えば、今までの失敗例は日本作品に対するリスペクトが足りない人々に作らせていたからだと考えられます。


今ハリウッドやNetflixなどは良質なコンテンツ不足に苦しんでいて、そういう意味では日本の漫画やアニメ、ゲームなどはまだまだ実写化できる素晴らしいコンテンツに溢れていると見られる可能性があります。

そういう意味ではスーパーマリオとワンピースの世界的ヒットは日本の原作が映像化されヒットする理由を作った先駆けとなったと後世言われるかもしれません。


文明の歴史を見れば、経済的に発展繁栄した後に絶頂期に文化芸術が栄え、その後緩やかに衰退していく流れが多く見られます。


ある意味、今の日本は経済的に繁栄した後の文化的大国となろうとしているようにも見えますが、果たしてこの後は衰退していくのでしょうか。


職場のパートさんには海外に子供や孫がいる方も多数いますが、パートさんがその海外の子供や孫に聞いた話によれば、ヨーロッパもアメリカも子供や若者の娯楽は日本のアニメや漫画が非常大きな地位を占めているようです。

海外における一昔前の日本オタクはダサい、といったイメージはかなり払拭されか感があります。


日本は今、国家がこのまま存続できるかその瀬戸際にきています。

日本国民のモラルの崩壊、自民党政権の腐敗や統治能力の欠如、左派のマスコミやマスメディアによる洗脳、近隣の国々よる軍事的圧力や拡張に対する無策、増税による経済的停滞とそれに伴う少子化


どれをとっても絶望的であり、光が見えない状況ですが、日本人はこのまま茹でガエルとなってしまうのか。


世界に提供できる素晴らしいコンテンツがたくさんあり、またそれを量産し続ける潜在的な力がありながらそれを失っていくのは、世界的にも極めて大きな損失です。


実写版ワンピースや映画スーパーマリオの成功は嬉しい限りですが、これが日本の文化的頂点だったと思われないよう、日本の人々はその足元の土台が崩れかけていないか、今一度見つめ直す必要があると思います。


今回描いたイラストは星空です。

人里離れた山奥で見る星空は人を宇宙の神秘へと誘ってくれます。