今日は世田谷文学館で開催されている、浦沢直樹展に行ってきました。

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漫画家の展示会としては前回ここで手塚治虫展をやっていたのですが、ここに来るのはその時以来2回目です。

漫画をそれほど読まない人でも作品名の幾つかは聞いたことがあるほどの、漫画界の巨匠…。

かなり混雑しているかと思ったのですが、案外そうでもありませんでした。
浦沢直樹・・・・もしかしてそんな人気ないのか!?(笑)

PRが足りないのか、もしくは場所的に都心の外れにあるので来にくいのか・・・・
ちょっともったいない。


館内は撮影禁止なので撮影スポットは限られています。

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展示物のほとんどは生原稿、それも連載初期の頃から連載中の物までかなりの枚数が展示してあります。

YWARA、MASTERキートン、MONSTER、20世紀少年、PLUTO、BILLY BAT・・・・

展示されている原稿を見ながら色々なことを思いました。

学生の頃読んでいた当時の部屋の様子、浦沢直樹の漫画を貸してくれた友達やバイト先の仲間、毎週見ていたアニメ・・・

当時の頃を懐かしく思い出し、過ぎ去った時間に感慨深い物を感じます。


自分としては浦沢直樹の作品は、それほど好きというほどではないのですが、しかし何だかんだ言ってすべて読んでいます(笑)

張り巡らせた複雑な伏線、緻密な設定、次から次と現れる謎にめくるページが止まらない。
続きが気になる漫画を描かせたら右に出る人はいないんじゃないだろうかと思います。

どうやったらこんなストーリーを思いつくのか本当に不思議・・・。

展示物の中にはネームと完成原稿が並べて展示してあるエリアがあり、原稿の元のネームはどうであったかが見ることができます。
おそらくは漫画家を目指しているような人にとっては、かなり貴重な資料になるん
じゃないでしょうか。

また他にも下描きにペン入れする時の映像や、幼少時のスケッチや漫画など見どころ満載な展示だと感じました。

これほどの数の生原稿を展示した漫画家の展示会を、自分は今までに見たことがありません。


帰りに公式本を買いました。

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総数12時間のロングインタビュー、これは凄い!これを読めば自分も浦沢直樹博士です(笑)

館内の展示ではそれほど創作秘話、とか裏話的なことは分からなかったのですがこの本にはその辺りのことが詳しく書いてあります。

気になった方は買われてみるといいかもしれません。


ちなみに世田谷文学館は京王線芦花公園駅から徒歩10分です。