本の題名は正しくは、もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら、です。


一時期、どこの本屋でも目に着く所に山積みされていたり、経済本売上ランキングでしばらく一位だったので目にした方も多いかと思います。
変わっているのは経済に関する本なのに、アニメに出てきそうな女の子が表紙になっていること(笑)

この変わったセンスが大いに気に入ったので買って読んでみることに・・・。



内容は弱小野球部の女子マネージャーがピータードラッカーの著書を読み、そのマネジメントの方法を取り入れ甲子園を目指す、という話。

小説なので具体的な話は明かせませんが、自分は読んでいて何度か胸が熱くなりました・・・



ドラッカーは経営に携わる人なら誰もが知っている、組織や経営に関するマネジメントの大家ですが、自分は今回この本を読んでみて新しく気づいた点があります。
それは彼の教えが会社や営利組織に携わる人々だけでなく、小説家や画家、マンガ家やイラストレーター、といった職種にも当てはまるのだということ。



たとえば、自分の強みを見つけ、自分の強みを生かす。自分の強み以外の所で勝負してはならない。


もっとも重要なことに集中する。時間とお金を一番大切なことに集中する。


あなたの顧客は誰か?顧客の求めている物は何か?何によって覚えられたいか?


あなたの使命は何か?


イノベーションし続ける。、つねに世の人々の要求は変化し向上する、それに合わせて自分もイノベーションしなければ生き残れない。現状維持は脱落を意味する。



他にも数々の名言を彼は残していますが、上記の言葉はあらゆる職業に当てはまるのではないでしょうか。



著者の岩崎夏海さんはAKB48のプロデュース等にかかわったことのある人物で、AKB48の何人かが実際の小説のモデルになっているそうです。
興味を持たれた方はぜひ読んでみてください。


ドラッカーのマネジメントも著者は読んで涙を流したそうです。こちらは難しいかもしれませんが読んで損はないでしょう(笑)