映画、ズートピア2を観に行ってきました。
スリルやサスペンス、アクションシーンてんこ盛りで飽きさせない作りになっていて、近年失敗作続きのディズニーアニメーションとしては、起死回生の作品となったのではないでしょうか。
結論から言うと面白かったのですが、気になったのは物語の背景です。
ここから先はネタバレになります。
今回、新しく物語に出てくるヘビですが、虐げられ迫害された種族という設定。
それは人間社会に置き換えれば、ユダヤ人だったり、インディアン、あるいは古代アステカの民に見えなくもない。
特に青緑色のヘビは、モーセが出エジプトの時に持っていた杖についていた青銅のヘビを強く連想させます。
また今回、敵として登場した膨張主義の北国に住むヤマネコファミリーは、たぶんロシアを表しているのでしょう。
ヤマネコファミリーの陰謀をヘビと共同で暴き、ヘビ達が考えていた平和な世界を実現するというストーリーですが、現代社会に当てはめると、あるメッセージがあるようも見えて大変興味深いです。
また陰謀論者のレッテルを貼られたビーバーのYouTuber配信者のような存在もいて、フェイクニュースが氾濫する現代の世相を反映しています。
物語の中でビーバーは重要な役割を果たしていて、陰謀論が実は真実であった、ということが判明します。
そういう意味では、現代社会を覆っているマスコミやメディアを皮肉っているようにも見えます。
そういう意味では、このズートピア2はグローバリスト側の映画のようでありながら、一部、反グローバリスト側のようにも見える不思議な構造となっています。
おそらくはこの物語は動物だから成り立つのであり、実写の人間社会で作るとなると、非常にセンシティブなテーマを含んでいるがゆえに作るのは難しいでしょう。
アニメだからできるテーマや主題。
今後も裏に隠れた危ういテーマは、アニメとい隠れ蓑で覆って作られるのかもしれません。