映画、ズートピア2を観に行ってきました。


スリルやサスペンス、アクションシーンてんこ盛りで飽きさせない作りになっていて、近年失敗作続きのディズニーアニメーションとしては、起死回生の作品となったのではないでしょうか。


結論から言うと面白かったのですが、気になったのは物語の背景です。


ここから先はネタバレになります。


今回、新しく物語に出てくるヘビですが、虐げられ迫害された種族という設定。

それは人間社会に置き換えれば、ユダヤ人だったり、インディアン、あるいは古代アステカの民に見えなくもない。


特に青緑色のヘビは、モーセが出エジプトの時に持っていた杖についていた青銅のヘビを強く連想させます。


また今回、敵として登場した膨張主義の北国に住むヤマネコファミリーは、たぶんロシアを表しているのでしょう。


ヤマネコファミリーの陰謀をヘビと共同で暴き、ヘビ達が考えていた平和な世界を実現するというストーリーですが、現代社会に当てはめると、あるメッセージがあるようも見えて大変興味深いです。


また陰謀論者のレッテルを貼られたビーバーのYouTuber配信者のような存在もいて、フェイクニュースが氾濫する現代の世相を反映しています。


物語の中でビーバーは重要な役割を果たしていて、陰謀論が実は真実であった、ということが判明します。


そういう意味では、現代社会を覆っているマスコミやメディアを皮肉っているようにも見えます。


そういう意味では、このズートピア2はグローバリスト側の映画のようでありながら、一部、反グローバリスト側のようにも見える不思議な構造となっています。


おそらくはこの物語は動物だから成り立つのであり、実写の人間社会で作るとなると、非常にセンシティブなテーマを含んでいるがゆえに作るのは難しいでしょう。


アニメだからできるテーマや主題。


今後も裏に隠れた危ういテーマは、アニメとい隠れ蓑で覆って作られるのかもしれません。



少し前のことですが、大リーグのワールドシリーズ、ドジャース対ブルージェイズ戦が職場でも盛り上がっていました。


職場のパートさんも大谷翔平ファンは多く、野球は興味ないけど大谷翔平が出る試合は必ず見ている、というパートさんもいました。


試合の勝ち負けより、大谷翔平のプレースタイルや振る舞い、人格におばちゃん達も惹きつけられているのでしょう。


大谷翔平といえば、試合中でもグランドにゴミが落ちていれば拾うことで有名です。

彼の言葉によると、それはゴミではなく運、を拾っているのだそうです。


人知れず徳を積むと、運が上がってくる…そんなところでしょうか。


運といえば気になることがあります。


接戦となったワールドシリーズ7戦目、ブルージェイズが打った打球が外野のフェンスの隙間に挟まって二塁打と判定されたシーンがありました。

もし、その打球が壁に当たって跳ね返っていたならば、ブルージェイズが勝利しただろうと言われています。


どちらに勝利が転んでも不思議はありませんでしたが、ブルージェイズにはツキがなかった感じがします。


結果としては紙一重でドジャースが勝利したわけですが、ブルージェイズには運に見放されたと思われる行為がありました。


ワールド第3戦、ブルージェイズは9回から大谷を連続で申告敬遠にしました。

3戦目は大谷翔平は本塁打2本と絶好調だったので、大谷と勝負していれば、延長18回までする必要はなかったでしょう。


申告敬遠はルール上問題ありませんが、高いチケットを払って大谷翔平との勝負を見たいファンからしてみれば、不満に感じたのは間違いありません。


勝利するためなら、真っ向勝負を避け、相手の弱点を徹底的に攻める…戦争なら正しいかもしれませんが、観客が多く見ているスポーツの試合でそれを行ったらどうなるか?


最近の世間の風潮としては、若者を中心にコスパの良い生き方を求める流れがあります。


困難は徹底的に回避し、最短ルートで効率よく成功をつかむ。


額に汗して泥臭く努力する姿勢はダサいと敬遠される。

しかし、逃げずに困難と正面から取り組むなかで、見えてくるものもあるはずです。


ブルージェイズは大谷翔平という困難から逃げ、効率よく勝とうとした…しかし球場のファンのみならず、TVでリアルタイムで見ていた多くの視聴者にも失望を与えました。


王道ではなく、覇道を行く者は勝利に近づいたとしても、天から見放される。


実力では優っていたブルージェイズがワールドシリーズで負けたのも、そんな天の力学が働いたように思てなりません。


現在公開中の、映画、果てしなきスカーレットを観に行ってきました。


アニメ映画界の巨匠の一人でもある、細田監督の最新作とあって、混雑しているだろうと思いましたが、かなり空いていました。


前回の竜とそばかすの姫が、かなり混んでいたので、これは以外でした。


結論から言うと、自分はかなり面白かったし、細田監督作品の中では1番良いと感じました。


先入観を持ちたくはなかったので、今回はレビューサイトや映画解説系YouTuberを一切見なかったのですが、見終わった後で映画解説YouTuberの果てしなきスカーレットの感想動画を見たところ驚きました。


ほとんど全てのYouTuberが酷評だったからです。


果たしてそれほど悪い内容だったのでしょうか?


ここから先は少しネタバレになりますが、簡単に内容を説明すると、主人公スカーレットは死後の世界で、父を殺した人物が同じ世界にいることを知り、復讐すべく彼を探す。

その旅の途中で現代日本からやってきた聖(ひじり)という日本人青年と出会います。


聖は争いや暴力を嫌い、話し合いで解決すべきだ、という思想の持ち主です。


正反対な性格の二人は互いに反発しながら、だんだんに惹かれ合うという感じです。


ハムレットやダンテの神曲を下敷きにしているだけあって、教養がなければ取っ付きにくいストーリーであるのは否めない。

また西洋的な煉獄を舞台にしているので、霊的存在やあの世を信じない人が観たならば、荒唐無稽な場面の連続に嘲笑し、帰りたくなるかもしれません。


そして注目すべき点は、平和主義者で今でいうならば、左巻きのお花畑な頭の青年聖が、物語後半、スカーレットの窮地を救うべく、武器を手に取り、敵を粉砕する場面です。


自分はここに、空想的平和主義が現実の脅威を目の前にして崩れ去る瞬間を見ました。


確固たる悪を心に持ち、話し合いが通じない相手が現れ、今まさに襲われんとした時、身を守るために武力の行使は必要不可欠です。


一般人の映画レビューを見てみると、3〜4割は高評価をつけている印象ですが、そう考えると、映画解説系YouTuberたちのほとんどが酷評というのは、異様な感じがします。


どんなに駄作と言われても、大抵はある一定数の人は評価するものです。


ただし、霊界の存在を信ぜず、また戦争は悪、いかなる場合も武力の行使は悪、と考える思想の持ち主ならば、酷評はするかもしれません。


そう考えると、不思議なことに映画解説系YouTuberたち全てがそういう思想の持ち主なのでしょう(笑)


今、高市総理の台湾有事発言がマスコミやメディアによって叩かれています。


中国を刺激してはならず、話し合いで解決すべき、と主張する方々からしてみれば、話し合いができない敵を武力で粉砕する映画は、見てもらいたくないし、評価を下げたいでしょう。


ましてや細田監督作品は毎回大ヒットをしている。

観た人に何かを悟られるのは困る…だから裏からYouTuberたちに手を回した…そんな陰謀めいたことすら想像してしまいます。


ちなみに主人公スカーレットは後半復讐心に囚われた自分に疑問を持ちます。


そのキーワードは、許し、です。


憎悪や復讐心の連鎖が世界で戦争が終わらない原因ではないか?


ここに世界各国で続く、紛争の連鎖に何らかの解決策を与えたいという、細田氏のメッセージを感じます。


キリスト教的許しの原理が世界に届くのかどうか、世界公開後の観た人々の反応に注目したいです。