日本語には
人間の五感を刺激する様々な言葉たちが
たくさん存在しています。
日本人の心が
繊細で感覚が鋭いのは、
自然が豊かで、四季がはっきりしていること。
そして、災害が多いこと。
人間が心が大きく揺さぶられるときに、最も多く言葉が誕生する
それは、
美しさを感じるとき
死の危険を身近に感じるとき
現代社会の便利さの中にあって、
人間が五感を強烈に揺さぶられる機会が
減ってきているように感じます。
今一度
五感を鍛え、
本来の自分らしさを見失わないよう、
五感を刺激する言葉たちを
少しずつ発信していいきたいと思います。
今日の言葉は
「黄昏」
読み:「たそがれ」 古くは、「たそかれ」
意味:①たそがれどきの略 ②物事が終わりに近づき、衰えの見える頃。
広辞苑より
日没後に空に赤みが残るころ
徐々に側にいる人の顔が判別しにくくなる様子から、
古くは「誰そ、彼」(そこにいるのは誰ですか)と尋ねたことから
「たそがれどき」という言葉が生まれたそうです。
映画「君の名は」にも出てきますね。
三葉と瀧君が出会う瞬間
あれが
「黄昏時」です。
日没後、あたりが徐々に暗くなっていくことを、
黄昏れる(夕方になる)という風に言います。
空を眺めてぼーっとすることを、「たそがれる」という風に
表現する人もいますが、それは間違いです。
ついつい
使いたくなりますけど…。
黄昏時は、絶好のシャッターチャンスでもあります。
夕日を撮る人は多いですが、
じつは、日が沈んだあと
黄昏どきの空は
とても美しい現象が色々現れやすい時間帯でもあります。
横文字でも言うと
マジックアワーと呼んでいたりするぐらいです。
ぜひ、黄昏時に空を眺めて
五感を刺激してみてください。
おまけ
「黄昏れる」
意味:「たそがれ」を動詞化したもの。夕方になる。
※「ぼーっとする」「物思いに耽る」という意味ではありません。
Facebookでは、心と魂関係の情報を流しています。
お友達希望の方は→こちら
twitterフォローご希望の方は→@shizurureiki