音読を突き詰めていくと、

かつて紫式部が脳内で思い描いていた映像や

その場の空気感が、

自分の脳内にそのまま重なり合って、

鮮やかに見えてくる瞬間があります。

私はこれを『脳内のオーバーラップ』と呼んでいます。

昨年10月に

【源氏物語原文54帖を暗唱する】

という、目標を立てました。

実際に始めてみると、

原文で毎日10Pずつ音読するだけでも

10分から15分の時間を要するのに、

それを暗唱するレベルって!!

誰もやってなさそうだし!

と思って面白がって目標たててみたものの、

その無謀さに笑うしかない。

誰もやらないはずだわ、と。

でも、どこかワクワクするのは、

そこでしか見られない

未踏の風景が

待ち構えているからなのかも。

肉体が朽ちる前に

達成できるか不明ですが、

その過程では、

とても面白いことが起きてきます。

物語の登場人物だけでなく、

作者と息づかいがあってきて、

脳内でオーバーラップしている体感。

一体、どれくらい取り組めば

そんな境地に至るのか?

今回は、実体験と、

「日本語の音が持つ周波数」の秘密についても

つらつらとお話ししています。

どうぞ、

家事や仕事の合間に

耳を傾けていただけると

うれしいです。