青空遊園地 第6回 曾祖父と祖父の幼少期に出会うことができたケンムンは、 それ以降、家族の中で出会った者はいない。 母は戦後の混乱期に生まれ、生きるのに精いっぱいだった。 私の幼少時代は高度成長期と言われ、 各家庭には家電が増え、 世の中が活気に満ち溢れていた。 ケンムンは絵本の中で空想上の妖怪として扱われた。