孤の舞い 第7回母は無言で私を睨んで居間に戻った。 心臓を何かで突き刺されたような息苦しさだった。 左の頬がひりひりした。 姉はごめんね、と何度も慰めてくれたが、 その言葉を言って欲しい相手は目の前にはいなかった。 「私じゃないのに、何で…」 肩を震わせ嗚咽しながら、目の前のテーブルに拳を何度も叩きつけた。