今日は、ばーばの一周忌をしたとのこと。
キムタクが大好きだったばーば。
去年の今頃は、ばーばと一緒に暮らしてた。
10月頃から物忘れが急に増えたり、車に乗る時に足が上がらなくなったり、階段を登れなくなった。
1年が経つのか。
すごく早く感じる。
思うと、全てタイミングがよかった。
2020年3月 私が帰国
9月 助産院で勤務を始める
10月 ばーばの体調が変わり始める
病院へ通う日々
12月半ば 高熱で1泊入院
12月下旬 クリスマスは皆んなで家で楽しく過ごし、手巻き寿司もケーキも誰よりも食べた
12月27日 再度高熱、意識混濁で入院
2021年1月6日 ばーば、お空へ
あっという間の闘病生活。
寝込んだのは最後のたった1週間だったね。
振り返ると、タイミングがすごい。
病院に通うのも家族が皆んな仕事をしていると大変。
この時期の私は2つの助産院で働いてたけど、両方とも都合をわかってくれて病院の付き添いもできた。最後も、ばーばの傍にいれた。普通の会社勤めだとなかなかできなかったと思う。
夜はトイレに何度も起きた。布団を横並びに敷いて、ばーばが起きる度に一緒にトイレへ。
すり足のばーば。
転ばないように便器に座って。
お腹が痛いと言うばーば。
痛み止めの薬を飲もうかと言っても、なかなか飲まない。粒が大きい、薬ばかり飲んで嫌になった、飲みたくない、と色々な理由はあったと思う。薬を飲まないばーばに「なんで飲まないの!」と怒ってしまったことがあった。
自分、最低だ。と、自分に悔しくて泣いた。
そろそろ必要だなと、市役所に行き、介護認定の申請をした。年末で、認定会議に時間がかかると言われた。
介護用ベット、トイレとお風呂に手すりを付けてもらった。
お風呂を嫌がるばーば。
怒り出すこともあったな。
妹とばーばの足浴をした日もあった。
ニコニコしてた。
色んな家族を見てきた看護師の友達は、理想の家族と言ってくれた。
嬉しかった。
なかなかこんな人いない。
出逢えない。
私はばーばのような人生に正直な人になりたい。
破天荒な人生だったと思うけど、人の何倍もの人生を生きた人だと思う。
自分が大人になり、ばーばの知らなかったことも知る。でも、楽しい人生だなーと思った。きっと、お空でも家族やパチンコ仲間、好きな人と楽しく過ごしてるだろうな。
もっと話したかったな。
孫の顔見せてあげたかったな。
沢山旅行に連れていってあげたかったな。
会いたいな。
クリスマスプレゼントに会いに来てくれないかな。
2021.12.4