こんにちわ。

 

今日は、牛乳についてのお話。

 

 

 

 

アーユルヴェーダにおいて、牛乳はオージャス(活力素)を高める食物として重要な位置に置かれている食物で、

 

 

 

 

「自然が与えてくれた完全な食物の一つ」

 

 

「牛が植物から造りだす滋養のエッセンス」

 

 

などと、言われています。

 

 

 

まずは、栄養価の高さ。

 

 

 

吸収率の高いカルシウム、たんぱく質、鉄分、ビタミン、ミネラル類

 

 

これらは、現代の栄養学的にも十分に証明されています。

 

 

そして、「滋養のエッセンス」と言われるように、疲労や衰弱、ヴァータ性の病気や不眠にも良い効果をもたらします。

 

 

牛乳には、カルシウムが豊富に含まれていますので、イライラ防止や精神安定剤的な効果がありますよね。

 

 

 

 

牛乳は「冷性」で「甘味」の性質を持つ食物です。

 

 

 

 

冷性ですので、カラダを冷ます働きがあるので、冷たいまま飲むべきではない、とされています。

 

 

 

常温の牛乳なんて・・・・飲めない Σ(゚д゚;) !!!!

 

 

 

 

ですよね。

 

 

 

温めたらよいのです。(‐^▽^‐)

 

 

冷性の食物は消化の火を弱めて、アーマ(毒素)を生成してしまいます。

 

 

牛乳を飲んで、下痢をしてしまう人は、このアーマが起因しているとも考えられます。

 

(現代では、ラクトース分解酵素は少ない人が下痢をしやすいことが分かっています)

 

温めた牛乳に、生姜、ターメリック、クローブ、シナモン等のスパイスを一緒に摂ることが勧められます

 

 

これらのスパイスは、消化を助ける働きがあるからです。

 

 

 

◎ヴァータ体質・・・スパイスを入れて温めて飲む。

 

 

 

◎ピッタ体質・・・冷たいままの牛乳を飲んでも消化に困難を感じにくい。

 

 

◎カファ体質・・・スパイスを入れて温めて飲む。乳製品は、体内で粘液を生みだして、経路を詰まらせて、鼻水や痰が出たりします。

 

 

 

牛乳の取り扱いには、注意するべきこともあります。

 

 

 

それは、『食べ合わせ』。

 

 

バナナ メロン イチゴ 酸っぱいフルーツ 魚 肉 塩

 

上記のものは、牛乳との組み合わせが悪い(毒素が発生されやすい)食べ物とされています。

 

 

 

え?

 

 

 

果物と牛乳は、ゴールデン・コンビじゃないの?

 

 

クリームシチューにチキンや白身の魚は欠かせないでしょう?

 

 

塩・・・って、塩がなくて、どうやって料理しろっていうの?

 

 

 

果物は、たいてい酸味がありますよね。

 

 

牛乳に酸味を加えると、分離をしてしまします。

(牛乳にレモン汁を垂らしてみると一目瞭然です)

その分離された物質がスロータス(経路)を詰まらせるからだというのです。

 

牛乳と魚や肉類。

 

牛乳は、冷性で消化の火を弱めます。

そのため、魚介類や肉類は消化されにくくなってしまいます。

(「牛乳は冷、魚、肉は温であり組み合わせが、極度の分泌性を与えて経路の閉鎖を促す」と経典に記されている)

 

牛乳と塩。

 

ホワイトシチューやグラタンは、アーユルヴェーダ的にはNG。

 

良くない食べ合わせは、未消化物を発生させて、皮膚のトラブルへと繋がりやすいのです。

 

 

単品で食べる分には、問題はないので食事をそれぞれ別々にとればOK。

 

 

食べ合わせが悪い = 未消化物の発生

 

 

なので、消化力を備えておくと良いということになります。

 

 

どうしても、というときは生姜やスパイスを料理に加えたり、生姜湯を食前に飲んだりすると、消化を助けてくれますよ。

 

 

 

 

 

 

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