生理について




生理は、女性にとって浄化のプロセスとしてとても重要なことですね。



生理中は、出血に伴い鉄分が流出してしまいます。


そのおかげげ体は冷えて、鉄分不足に陥ります。


鉄分は、全身に酸素を送るはたらきがあるので、眠たい、やる気がでないことも。


骨、皮膚、粘膜の生成にも必須成分であり、コラーゲン合成にたんぱく質と共に働くので、あごにできるニキビや、湿疹、肌荒れ、あざができやすいのも、鉄不足から皮膚や粘膜が弱くなってきている証拠。

 

血管は、コラーゲンでできたチューブなので、鉄分がコラーゲンの合成を助けて、血流をよくします。

肩こり、腰痛、目の下のくまなどの原因は、単に寝不足だけではなくて、鉄分不足も関係しています。


他にも、

鉄分は神経伝達物質の合成に必須成分です。

ですので、不足してくると、意識低下やイライラ、落ち込みやすいなどといったメンタル面にも影響をうけます。


では、どうすれば良いのか?



◎たんぱく質と一緒に摂る


 鉄分はたんぱく質と結合して吸収されます。鉄分豊富なレバーや肉類、あさり、納豆など、鉄分とたんぱく質が同時に摂れるものがお薦めです。


◎吸収力をあげるには


 ビタミンCとあわせてとると吸収率が高まります。肉類にレモンを絞ったり、果物を食前に食べたり。(食後は、アーユルヴェーダではNG!)また、味付けに酸味(梅干しや酢)やスパイスをプラスすると消化が促進されて吸収されやすくなります。

 また、動物性の鉄分は植物性の鉄分より吸収率が5倍です。


◎一緒にとっちゃダメなもの


 食前、食後の緑茶やコーヒー、紅茶。(ガーン)

「タンニン」が鉄の吸収を阻害するといわれています。ですが、これは、植物性の鉄分の場合なので動物性の鉄分の場合には影響はないようです。食後のコーヒーは、1時間くらいおいた方が良いでしょう。

 また、玄米や豆類の外皮に含まれているフィチン酸という成分は、動物性も植物性両方の吸収を阻害するので、食べ過ぎないように。



美肌=ビタミンCとコラーゲン!


とおもいがちですが、

プリプリのお肌を作るコラーゲンは、たんぱく質+鉄分+ビタミンCのトリオが必要なのですよ!



そしてそして。

アーユルヴェーダ的に。。。


生理は、ヴァータ(運動や変動を司る風のエネルギー)の影響を受けています。


ですので、ヴァータが乱れることによって、冷えや消化不良、腸内のガス、お腹の痛み、頭痛、疲労感に繋がります。


ヴァータの乱れは、不安感や感情の起伏、うつ的な症状にも関係してきます。


苦しい生理痛の症状を抑えるには、普段からヴァータを乱さないような生活を心がけると良いでしょう。


 ◎体を冷やさない


 ◎温かく、消化に良い食事をする

   生理中は、消化の火(アグニ)が低下しています。

   クミン・ヒング・フェヌグリーク・クローブ・コリアンダー等のスパイスを料理に使う。


 ◎十分な休息

   「ベッドに寝る」という意味ではなく、「ゆっくりする」という程度に。


ヴァータを沈静させる味は、甘味、酸味、塩味。


乾燥しやすいので、油分を加えること。温野菜にオイルドレッシングをかける。


豆類は、消化されにくいので引き割りの豆を使用し、クミン・コリアンダー・ターメリック等のスパイスを使って調理する。(生姜・にんにく・ヒングは使いすぎるとヴァータを乱します)



こうやって見ると。

栄養学的にも、アーユルヴェーダ的にも重なるところが結構ありますよね。


お料理にスパイスを効かせるように、

普段の生活にもアーユルヴェーダの智慧をスパイスのように取り入れていきたいものです★


Ayami ;-)