『ガラムマサラ』


そう。「カレーに入れるやつ」です。


『ガラム=熱い  マサラ=スパイス・香辛料』という意味の調合香辛料です。


このガラムマサラ、インドでは昔から各家庭で作られていて、コレといって決まったレシピはありません。日本の18倍の国土をもつインド。東西南北、気候が違えば採れるスパイスも変わってますし、整えたいドーシャも変わってくるでしょう。いわば、おふくろの味のようなものです。


ガラムマサラは、料理の最後の仕上げにパラッを加える粉のスパイス。数種類のスパイスを調合して作られているので、熱が伝わると一気に精油成分が目を覚まし、なんともいえないアロマが漂います。料理において、ガラムマサラは香りが命です。


ですが。


スパイスの力は香りだけではありません☆


スパイス一つ一つに素晴らしい個性があって、香りと共に心と体に作用してくれるのです。


スパイスのほとんどには、消化を助けたり、体を温める作用があります。また、辛味、苦味、渋味、甘味、がそれぞれもたらす作用もあります。


例えば。

シナモン。日本名で肉桂です。

 シナモンは、体を温めて血液、エネルギーの循環の流れを良くします。流れが良くなると、細胞の新陳代謝が活性化されて、肌もキレイになるし、目もイキイキ輝きます。

 シナモンの甘い香りは、疲れや怒り、不安などをホッと落ち着きを取り戻してくれます。筋肉の緊張を解いて、心身に活力を与えてくれます。

 他にも、殺菌効果、発汗作用などがあり、これから、風邪やインフルエンザの流行時期には是非取り入れてみてはいかがでしょう。


もう一つ。

クミン。ガラムマサラには欠かせないスパイスですね。

 クミンは、消化の火(アグニ)を燃やし消化を助け、栄養、エネルギーを体内に吸収させます。食べすぎや、胃の痛み、吐き気の緩和、ガスの発生を抑制する、胃腸のデトックス・スパイスです。

 クミンの香りは、疲労感、無気力等の神経系に作用します。フレッシュな香りと煎ったときには顔が変わります。


他にもたくさんの種類のスパイスを調合してガラムマサラが作られます。


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