アーユルヴェーダで唱えられている健康法。
それは、いかにアーマ(未消化物)を体に溜めないか、ということ。
そこで、アーユルヴェーダの勧める一番良い消化促進剤は『白湯』なんです。
『白湯』とは、一度沸かしたお湯のこと。
温度は、40~50度と言われていますが、
熱い白湯はヴァータとカファの乱れているときに、
冷水(氷はダメ)は、ピッタの乱れているときに適しています。
沸かすことによって、カルキとかの不純物を飛ばし、口当たりもよくなります。
水はもともと「月に属するもの」であり、冷たく軽い性質です。
その水に熱を加えると火のエネルギーが入ります。
火のエネルギーとは、すなわち消化の火(アグニ)と同じ性質であり、
火を点火させる働きがあるのです。
温かい白湯を飲むことにより、胃が温まり、消化の火が燃える。
体の内側から温まり、内臓が温まって、消化機能が高まる。
血液の流れもよくなり、むくみを改善し、尿量を増やして老廃物を体外に排出します。
腸のひだひだの壁にこびりついた残渣物を溶かしとって排出します。便秘に効果あり。
温かいものが体に入ってくると、副交感神経が働き、リラックスしてきます。
さらに、そのリラックスは、満腹中枢をも刺激し、食べすぎを防止する。
良いことだらけと、大量に飲んではいけませんよ。
コップ1杯で良いのです。
特に、食前にお湯をたくさんとると、消化の火(アグニ)を逆に弱めます。
そんなの、もったいないですよね。
食べた直後に白湯を飲むとカファを増やして肥満を招くともいわれています。
そんなの、嫌ですよね!
コップ1杯の白湯を、ゆっくり味わって、じんわり温まる自分の体を感じながら、頂くのです。
すごく、すごく、幸せを感じます。
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