かなり前の話です。
うちの仏壇は狭いので位牌が多くて満員御礼です。
父が亡くなった時母と同じ位牌に一緒にしてギリギリに綺麗に並べられました。
ある時これではと少し整理しなきゃと思いました。
私の祖父母も仏壇に入ってますが祖父母の子供が小さい時に肺炎で亡くなってる。
会った事もない3歳の伯母さんがいます。
それともう一人祖父母は息子を亡くしています。25歳ぐらいで自殺しているんです。
その二人の位牌を一つに出来ないか考えたんですよ。
と思った矢先のことでした。
数週間後ピンポーンと家のチャイムが鳴りました
知らない老人の方が玄関に立っていました。
「どなたでしょうか?」私が聞きました。
その方が言うには「ここは東京の○○町に住んでいた○○さんの家ですよね」
私「はいそうですけど」
「大変失礼な事なんですが良ければ話を聞いてください」
私はうなずく
「随分探したんですよ。東京の住所は○○君(叔父)の葬式の時やいつも彼のお母さんあなたのお婆ちゃんによくしていただいたからね。私達はあなたの叔父さんと大学の同級生で同じ山岳部の仲間だったんですよ。卒業しても仲が良くてね」
「彼は優秀で亡くなった時はほんとに驚いたんですけどね。いつも3人で学生時代は共にしていたんです。でも私も来年には70歳になるしいつ彼の元に行くともしれないので生きてるうちに長崎の友達と○○(叔父)君の墓参りをしたいと思いましてね。一度探しても解らなくて諦めたんですが今度は昔住んでおられた場所の近所の商売をしてる方々に聞いて浦安に引っ越した事を聞いたので一応浦安の商工会議所に出向いたら此処の住所までたどり着いたわけです」
「なので彼に手を合わせたいのでお墓の場所教えて頂けませんか」
私はお墓の場所を教えました。
しばらくして我が家に叔父あてのお菓子が届きました。
仏壇の叔父に供えてくれという事なので位牌とお供えした写真を送りましたら大変喜んでくれました」
私の叔父を探した人は神田の人でしたがもう一人の親友は長崎の人だったので中々こちらまで来ることが難しく神田の人が頑張って探していたようでした。
引っ越して十数年目の出来事です。
でも私は位牌を一つにしょうとしたらこんな事が起きて叔父さんは一人の位牌が良かったのかな。
実はこの話を思い出してはっとしました。
叔父が亡くなったのは3月でした。私がまだ2歳にならない頃の話です。
思い出してあげるのが供養かもしれません。
