11月9日 土曜日
中学校のバザー。
午前中2時間授業をやって(きっと上の空)、その後、みんなのお昼ご飯はバザーで思い思いに。
私は授業が終わる頃に教室へ。
でも、あくまでも影武者。
手が足りない時のために。
PTAや部活の父母会の食バザーの数々。
支援員の先生が食事介助をしてくださっている。
実は、ここで食べる前にちょっとしたアクシデント。
教室からクラスの女子と一緒に回る予定で、クラスの女子が車椅子を押してみんなで出て行ったのに
グラウンドで、特別支援学級の別のクラスの子が「一緒にいた女の子から、どうぞ、って言われたから」と、あやたんの車椅子を押してさっさとどこへやら。
でも、一緒に居た女子たちに言わせてみれば、「振り返ったらあっという間に連れて行ってしまってた」。(先生談)
さーて、誰が正解??
問題は彼がクラス(交流級)の中で行動を共にできる子が居なかったということなんだよね。
もちろん、あやたんもこういう場面でクラスの女子と上手く時間を過ごせるかというとやっぱり難しい。
いわゆる「会話」ができないから、一緒に女子トークで盛り上がれないものね。
小学校から一緒の女の子も、最初、この輪の中にいたんだけど、吹奏楽部のステージ発表があるから、あっという間に居なくなっちゃったし。
だから、まだまだ関係性が出来上がっていない子たちと過ごすことに。
でも、あやたんご本人はみんなの会話を聞いているだけでも十分に楽しいんだけど。
中学で初めて出会った子たちとの関係を築くにはまだまだ時間が必要。
だからこそ、こういうフリーな時間がチャンス!と担任の先生もあれこれ、作戦を立ててくれていたこの日。
で、私はどこに居たかというと、ブルーシートの横に置いた車椅子の番。
ママ友からは深々と帽子を被っていて顔が遠くから分からないこともあり、「支援員の先生が立ってるかと思った」と言われた。
時々、先生の横に行き、バザーの引き換えたものを運んだり、ゴミを引き取ったり。
でも一番驚いたのは、あんなに近くに行っても、なんとなーくあやたんに気付かれてないということ。
気づいていないわけはない。
正しくは、あやたんがママは居ないものとして甘えてこなかった!!!
これはすごい成長。
今までなら私の姿を発見したら、速攻、「みんな、バイバイ!」という甘えん坊さん。
結局、ずーっとブルーシートに陣取ったまま、食べたり、ステージの有志のダンスやコントを見たり、周りの男子のグループの大盛り上がりの声を楽しんでいたり。
なんだかんだであっという間に終了。
帰宅後、楽しかった?と聞いたら
大きな声で
「はい!!」
よしよし、それが一番だ。
来年はママ友たちと少しはゆっくりおしゃべりできるかなー。