12月21日



2回目の『Nっ子クラブ カンガルーの親子』の会。前回、集まってくれたお母さん7人と徳洲会病院 NICU瀬上看護師長さん、新しい2人のお母さんが参加しての会となった。



11時半から麻生リハビリテーション学院の講師・竹中先生が講師として参加予定だったが、渋滞に巻き込まれて到着が遅くなり、結局、先生の自己紹介程度で終わってしまった。先生は永年、発達障害児を専門とした作業療法士として活躍され、現在、県の発達相談にも携わっている方。これから、私たちの心強い存在になりそうだ。



さて、前回はテレビカメラや新聞記者に緊張して、なかなか本音をいえなかったようだが、今回はずいぶんリラックスして話しができたように思える。



2回目参加のお母さんの表情が、前回に比べるとずいぶん明るくなっている。これが何よりも嬉しい。



主に、話題にのぼったのが、母乳と予防接種。



NICUに通うお母さんの大事な日課は母乳を搾り、凍らせ、NICUにいる赤ちゃんに運ぶこと。ところが、精神的、肉体的な疲れからか、「母乳が出なくてね・・・」と言う声をよく聞いく。かくいうママもそうだった。



あるお母さんが、「とにかく気合と根性で搾乳して見事出るようになったのよ。母乳外来の助産師さんに、あなたが出るようになって、どんな人でも出るようになるって自信がついたって言われたのよ!!」と自分の体験を笑い飛ばしながら語ってくれた。



特に第1子という方にとって、授乳ひとつ、げっぷひとつとってもすべてが悩みの種。決して未熟児だからというだけではない・・・。2人、3人目の育児経験者の体験はなによりも心強いものだと思う。



「残念だけど、来月から参加できなくなんです。」とあるお母さんの報告があった。嬉しくもお子さんの退院が決まったのだが、転勤で先に宮崎に赴任しているご主人のところに引っ越すことになったそうだ。引継ぎの病院も決まったものの、親も友人もいない地に、退院したばかりの赤ちゃんを連れて行っての新しい生活が始まる。不安も多いことだろう・・・。しかも在宅酸素、外出もままならないことだと思う。でも彼女の表情は明るかった、というより強い目をしていた。きっと大丈夫!!1回目の会では泣いてい彼女も、ここで仲間が出来たことで強く前へ進むことができたのだと思う。