今日、1月30日はあゆ君の1歳のお誕生日


あゆ母さんから出産体験記が届いたのでご紹介します。






この1年間の思いがびっしりつまってます。




あゆ母出産体験記~子育て奮闘記


 


 平成19年1月30日(25週5日)990g








昼から何となくお腹がはるし、だるいなぁって思いながら昼寝をし、起きてみると熱がありました。。


単なる風邪だと思い、薬をもらう位の軽い気持ちで産婦人科に行きました。


念のためモニターとってみることになり、「なんかお腹はるなぁ」って思っていました。


助産師さんが入って来てすぐの慌てよう・・・慌てて先生に診てもらい、陣痛がきてるので、九大へ救急搬送をしますと言われ、、何が何かわからないまま救急車へ・・


救急車に乗ってからが陣痛の始まり、、お腹が定期的に激痛に変わり、九大について張り止めを使ったりしましたが、あれよあれよの間に子宮口全開ですぐに普通分娩になりました。






20時39分 990グラムで長男誕生!!


産まれてわかった事は、お腹の中で赤ちゃんが「肺炎」にかかっていたこと。


だから赤ちゃんの熱が伝わり、私も熱が出てたようです。


後で子宮内感染と言われましたが、初めは先生も感染なんて疑いもせず、「なんでだろう??」ってのんびりしてたし、、もしそのまま子宮が開かずお腹の中にいたら、、この子の今はなかったんじゃないかなあって思います。


きっと生きたかったから、早いけど頑張って外に出てきたんだって思ってます!!


もちろん、産声も聞けず、仮死状態での誕生だったので、普通分娩なのに赤ちゃんに対面さえさせてもらえない状態でした。




生後1ヶ月は黄疸、貧血、動脈管開存症と早産児の大抵の子がかかる病気にかかったものの、順調に少しずつ体重も、ミルクも増えていたので安心していました。


でも一方では、一番気になっていたのは生後直後に頭蓋内出血を起こしていること・・・


これが原因で、ついに1ヶ月後に水頭症になり、オンマイヤー手術をすることになってしまいました。


手術の日に、先生に「出血もひどいし、脳へのダメージを考えるとおしゃべりが出来ないかも、歩けないかも、障害が出る可能性は高いでしょうね」って言われ、まだ1キロ位の小さな我が子の術後の姿に対面しどうしてあげる事も出来ないもどかしさ、私にとって人生最大のつらい一日でした。。


それからは、水頭症のHPを見ては障害のことばかり書いてあり、落ち込んで・・・前向きな事が書いてないか、毎日何時間も検索し続けてましたが、見つけられず・・・それからの私は祈る日々でした・・毎日保育器にいる息子の頭に触れずっと祈ってました。寝る前もお守りを手にしては祈り続けてました。。


それから、毎日、髄液を抜く治療をしていたのですが、三週間位たって先生が「髄液が抜けなくなってきたので、よくなってきてるのかも・・・たまに急によくなる子がいるんだよ、このままだともう治療の必要ないかも」って言われ天にも昇る気持ちでした!!


水頭症でもひどい方だから、体重増えたら第二のシャント手術もしないといけないって言われてたから、本当に信じられない気持ちでした。


実際それからは治療の必要がなくなり、現在も良好ですので、2月にオンマイヤーを抜く手術をし、経過を見て水頭症からは解放されるのではないかと期待しております!!




その後は順調に体重も増え、カンガルーケア、保育器脱出、初直母、と幸せな日々を送り、息子の退院がついに決定!!


先生からの退院後の説明で、MRIの画像を見せてもらいながら、「左の脳室が広がっている為、障害が残るとしたら、右足をひきずったり、右手が少し不器用だったりその程度の障害じゃないかなあ・・・最初の脳出血から水頭症と結構ひどかったから心配してたけど、かなりの回復力ですよ。赤ちゃんの成長はほんと未知だから、全く障害も出ないかもしれないし、期待は大いにもてると思いますが、成長してみないと何とも言えないので・・・前向きにがんばりましょう」って言ってもらえ、障害の事はかなり覚悟してただけに、かなり肩の力が抜けました!!




息子は4ヶ月と5日で晴れて退院することができ、6月3日より念願の息子との生活がスタートしました!!




最初は一緒に暮らせる事だけで嬉しくて、それが一緒に暮らせると次は成長や発達が気になり、どんどん欲がでるものです・・・初心、忘れてはいけないって思いながら・・・




帰宅して一ヶ月は寝てる事も多く、泣かないほんと手のかからない子で、順調に体重も増え、ただただ幸せな日々でした。。が、だんだん心配事が増えてきて・・・・


あやすと笑うんですが、ほとんど泣かない、、目が合わない・・・まさか自閉症ではないか??


抱っこすると、普通の赤ちゃんはじっと抱かれてるのに、うちの子はピョンピョンして興奮状態になる・・・多動症ではないか??


頸がなかなか坐らない、追視がなかなかできない、できるようになってほっとしてたら、今度は斜視。


母乳を飲みすぎて吐くとまた水頭症の兆候かも・・・


足が硬いと言われ、麻痺の兆候かも・・・


とか、ほんと心配事もつきない位に私の心に押し寄せてきます。


普通に産まれていれば、気にもならないことが、未熟児だから・・・ってついマイナス思考になってしまって・・・・


毎日不安だった日々を過ごしていた私の気持ちが晴れたのは、筑紫保健福祉環境事務所の発達相談で、作業療法士の先生に診てもらってからでした!!


先生は1時間近くかけて、息子とずっと遊びながら、いろんな事を話してくれたり、私の心配を聞いてくれ助言してくれたり、本当に充実したひと時でした。


これで心が本当に軽くなりました!!


先の事ばかり心配しても仕方ない、息子は今を一生懸命がんばってるのだから、私も今を受け止めて前向きに頑張らなければ!!って思えるようになったんです。


今も完全に心配が消えた訳ではないですが、やっとこの子となら何があってもきっと向き合っていけるかなあって思えるようになってきました!!そして、これからは何よりあやたんママをはじめ、カンガルーの会の仲間達がいてくれることで、私ももっと前向きに頑張れるのではないかって思ってます!!


これからは、発達が遅れてるのでリハビリに通ったり、斜視の治療で眼鏡をかけて訓練したりと、まだまだ乗り越えないと行けない山は次々にやってくるのでしょうが、つらかった分、喜びは倍ですからね!!


990グラムで誕生し、今こうして元気に頑張って生きてる勇敢な息子と一歩一歩頑張って行こうって思います・・・・!!