12月31日(生46日目) 体重552g ミルク8.5ml



あっという間に過ぎ去っていった2006年・・・。人生の中で一番辛い、試練の1年だった。



2006年の年明けから、ママは少し心の疲れが出始めていた。



そして、春、「うつ」になりかけていることを自覚していた。本を買って自己診断をしてみると、かなり赤信号に近い。仕事はなんとか普通に出勤して、業務をこなすことはできていた。でも、週末は完全に電池切れの状態。ベットから出ることもできず、にいたんと遊ぶことも家事もすべてストップしてしまった。関わっていた地域の集まりにも行けなくなり、誰にも会いたくもなくなっていた。かなりパパは困り果てていたけど、ママが何冊か「うつ病」の本を買っていたのを知っていたので、黙っていてくれた。



理由は様々・・・。家事、育児。そして、パパの転職が続き、二人目が欲しいという気持ちを押し殺す毎日。何もかもがごちゃごちゃになっていた。毎朝8時に、にいたんと電車で天神までへ出勤、帰りは8、9時になることもしょっちゅう。とにかく、知らず知らずのうちに自分の中で処理できなくなっていたのだと思う。



よく「コップの水」に例えられるけれど、まさに少しこぼれ始めていた時だった。



親の精神状態は、すぐに子供に飛び火してしまう。にいたんは肺炎にかかってしまい、なかなか影が消えない。にいたんの普段の生活は、幼稚園児にしてはかなりハード。結局、ママとにいたんは一時、佐賀の実家、ばあちゃんの家に帰ることにした。ママは佐賀から通勤、そして、にいたんは幼稚園を休むことにした。近くにある保育園が一時預かりを認めてくれたので、まったく同じ年頃の子と遊ばないのもかえって欲求不満になり良くないので短時間お願いすることにした。



なんとか、ママの心の状態が落ち着いたのが梅雨の頃だった。



にいたんの幼稚園の夏祭りの日、ママは数年ぶりに突然の発熱。頭痛もひどい。夏祭りで保護者は役員を分担している。結局、パパがピンチヒッターで出動。ママは薬局に解熱剤を買いに行った。でも虫の知らせか、買ったのは妊娠検査薬。結果は陽性。つまり、あやたんだ。



その後のつわりが半端ではなかった。誰でも二人目、三人目はそうだろうが、上の子の世話から逃げることが出来ない。仕事からも逃げるわけにもいかない。



にいたんがお腹に入った時は、ちょうどバイヤーをしていて展示会だって、仕入れだってなんだって平気で走り回っていた。5年もたてば、仕事で要求されることも増える。でも体も年を取っている。同じようにはいかないということなのだろうか・・・。



そして、突然のあやたんの出産・・・。






でもひとつだけ思うことは、この1年に起こったことは辛い試練の連続だったけれども、長い人生の中で考えれば、きっと大きな意味があるということ。ひとつひとつ乗り越えていくことで何かが分かるのだと思う。



人生、無駄なことは起こらない。



その出来事の意味をどう捉えるかどうかなんだと思う。



ママは決して負けない。



来年、また前に進んでいこうと思う。