(ⓒAyako Yoshida)

みなさん、こんにちは。

 

映画「国宝」は大人気のようですね。

私も今夏の来日時に観て、感激。

 

そして「フロントライン」も

貴重な記録で、素晴らしかったです。

 

あの映画のワンシーンで

双子の姉妹船を思い出しました。

 

2027年から、日本でダブル就航

するサファイア・プリンセスです。

 

造船中に2隻が入れ替わりましたね。

今回は本ストーリーの前編です。

 

*はじめに

あのコロナ禍で犠牲になった方々の

ご冥福を心からお祈りいたします。

(ⓒAyako Yoshida)

辛くてこの映画なんか観たくない方も

多いことでしょう。

 

またあの時に乗船されていた方々や

他の客船で勤務していたクルーたちも

過去を思い出したくないはずです。

 

「フロンライン」は事実に基づく物語。

 

日本で初めて新型コロナウイルスの

集団感染と闘った人たちを描いています。

 

その舞台になってしまったのが

客船ダイヤモンド・プリンセスでした。

 

5年前、2020年2月のこと。

 

医療チームの奮闘する姿に頭が下がり

苦悩した方々にも思いを馳せました。

 

よく作られたセットで船内の部分を

撮影されたようですね。

 

ネタバレにならないようにしますが

一か所だけ「???」な部分あり。

 

気がついた方も多いのでは?

 

これは映画へのクレームではなく

むしろ、感謝の気持ち。

 

「思い出させてくれてありがとう」

って、感じかな。

 

*2002年10月1日の火災事故

姉妹船2隻が三菱重工長崎造船所で

同時に建造されていた時のことです。

 

あれからもう23年になるとは。

 

ダイヤモンドプリンセスの

溶接作業時に火災が起こりました。

 

船床面積の約4割が焼失する大惨事。

不幸中の幸いで負傷者はゼロでした。

 

このためサファイア号を急いで改修し

ダイヤ号として引き渡したのです。

 

ダイヤ号   2004年3月 就航

サファイア号 2004年6月 就航

 

やれやれ、よかったなぁ。この姉妹は

就航時から助け合ってきたのよね。

 

2027年から、いま流行りの?

姉妹船2隻運航なんて、ラッキー。

 

*ダイヤ号、2013年から日本発着

日本人向けに改装されて、大好評に。

私も2014年6月に乗船しました。

(ⓒAyako Yoshida)

半分ぐらいは欧米人だったので

外国船らしい雰囲気も味わえたんです。

 

みなさん、出港時のお見送りを絶賛。
(ⓒAyako Yoshida)

 

*なぜ、約20時間も燃え続けたの?
さて、火災事故の件に戻ります。
直ぐに調査が実施されました。
 
そして消火活動が遅れた理由が判明。
 
写真のプライベート・バルコニーが
問題のひとつだったのです。
 
この事故から学んだ2隻は、早急に
ある変更を済ませてから、デビュー。
 
ところがですよ。
 
映画「フロントライン」には
その変更部分が表現されていない...。
 
さて、どこが変わったのでしょう?
(次回に続く)
 
*最後に
今年は天候不順でパンプキンが
大きく育たないそうですよ、残念。

(ⓒAyako Yoshida)