(ⓒAyako Yoshida)

みなさん、こんにちは。

 

これは「飛鳥ブルー」と呼ばれる

夏らしい素敵な色です。

 

梅雨も明けましたから、7月20日

就航日の空はこんな色になるかしら?

 

今回は、飛鳥Ⅲの処女航海へむけて

エールを送ることにしましょう。

 

*34年ぶりの処女航海

本当に多くの人が待ち望んでいます。

 

当日は日曜日、もう夏休みですから

すごい人出になることでしょう。

(ⓒAyako Yoshida)
残念ながら、私たち夫婦は
19日の10amに英国へ戻ります。
 
後ろ髪を引かれる思いですが、心から
本船の処女航海を祝福しております。
(ⓒAyako Yoshida)
 
*新造船や命名式の思い出
夫の業務で、新造船の命名式や
処女航海をいくつか体験しました。
 
夫はこんな書籍を40年も出版。

(ⓒAyako Yoshida)

どんなに経験がある船社でも

新造船、処女航海と言ったら別物です。

 

・船じたいが新しい

・客船が初めてのクルーも

・試験&練習航海とは違う

・お客様は待たされるのがキライ

・つい姉妹船と比べてしまう

・新システムに慣れるには時間が要る

 

などなど、そりゃ大変なんです。

 

小型船から大型船、探検船まで

とにかく最初は緊張しがち。

 

たとえば、ある処女航海では

過去にこんな問題がありました。

 

・客室が見つからない

客室番号のプレート付け違い。

(右舷と左舷のミス)

 

・レストランに長蛇の列

(テーブル番号を調べるのが問題)

 

・サービスに時間がかかる

 

・客室のトイレが流れない!

 

こんなトラブルは

決して珍しいことではありません

 

飛鳥Ⅲはこんな問題に遭遇しない

と願っておりますが。

 

*世界最高峰ファイブスター歴12年

他船の例をあげてみましょう。

 

2013年、ドイツ船のオイローパ2が

就航しました。

(ⓒAyako Yoshida)

 なんと、キャビンマネージャーは

初代飛鳥のクルー、サビーナさん!

(ⓒAyako Yoshida)

彼女は客室および公室全般を

管理するマネージャーでした。

 

初代飛鳥でも、同じ役職。

 

私「飛鳥に比べてどうだった?」

サ「10倍たいへんだったよ!」

私「え~?!」

 

自分の母語を使えるドイツ船なのに

なぜ、初代飛鳥よりたいへんだったの?

 

それはどうやら、船社や乗客からの

期待感やプレッシャーだったようです。

 

数百個の段ボールが運びこまれ

クルーの名札がどこに入っているか、

処女航海までわからず、「神経衰弱」。

 

しかし、オイローパ2は約380隻の

客船中、現在も最高点を得ています。

 

*最後に

 新造船が「平常運転」になるまで

時間が’かかるものです。

 

ご理解いただき、お祝いシーズンを

楽しんでいただけたらと思います。

(ⓒAyako Yoshida)

 

私「We♡飛鳥Ⅲ!」

夫「ピースじゃなく指3本、Ⅲです」

 

(次回に続く)