(ⓒAyako Yoshida)

みなさん、こんにちは。

 

これは南極に近いフォークランド諸島

に属すウエストポイント島です。

 

ロディさん&リリーさん所有の

珍しいプライベートアイランド。

 

この諸島は「極地のガラパゴス」

という別名もあるんですよ。

 

今回は南極クルーズで訪れる機会が

ある島々をご紹介しましょう。

 

*2種がコロニーを共有する絶壁

トップ写真の4輪駆動は

この島で大活躍するクルマなんです。

 

なぜなら、30分以上も

島の反対側にあるコロニーまで

歩かなければならないから。

 

岩場もあって平坦ではありません。

 

南極クルーズですから健脚者が多い

のですが、心配な方は車で。

 

私は多くの方と共に

えっちら、おっちらと歩きました。

 

ハイ、やっと到着です。

(ⓒAyako Yoshida)

眉黒アホウドリと岩飛びペンギンが

一緒に子作りしていました。

 

眉黒という名の通り、まるで

アイラインを引いたようなオメメ。

 

ヒナは灰白色の元祖もふもふ?

まるでフリンス毛布みたい。

(ⓒAyako Yoshida)

翼を広げると、ヒナでも

けっこう大きいのが分かります。

(ⓒAyako Yoshida)

ちょっとツリ目になってる

このペンちゃんも可愛いです。

 

ピョンピョンと飛んで移動する

岩飛びペンギンと、なぜ一緒なの?

 

それは

両種が似たような環境を好むから。

 

・魚やイカなど同様な餌を食べる

・捕食者から守れる断崖が好き

・ケンカもせず仲がいい?

 

たとえばですよ、付近にこんな鷲も。

(ⓒAyako Yoshida)

南極には盗賊カモメもいますが

本島には猛禽類がいてコワイ。

 

隙を見て、卵や幼鳥を狙うのです。

 

しかし、概してとても平穏な所で

こんなガチョウ?もいました。

(ⓒAyako Yoshida)

 

*英国領の島でアフタヌーンティー

コロニー見学後、トイレ休憩を兼ねて

ロディさん宅を全員で訪問しました。

(ⓒAyako Yoshida)

本島にはこの家しかありません。

鍵も不要では?

(ⓒAyako Yoshida)

「おおっ」「ワォ」みなさん溜息。

冷えた体に、熱い紅茶が最高です。

 

全てリリーさんの自家製でした。

私たちのために焼いてくれたとは。

 

ウエストポイント島は1968年から

南極クルーズの乗客を迎えていたそう。

(もちろんビジネスで)

 

南極クルーズの父とも言われる

故ラースエリック・リンドブラッド氏

がきっかけになったのです。

 

現在は息子さんがリンドブラッド・

エクスペディション社を運営中。

 

スウェーデン人の父君は休暇滞在中の

ストックホルムで1994年に急死。

 

しかし、第二の故郷である本島に

遺灰が運ばれていたのです。

 

ロディさんによれば

それはティールームの外庭でした。

(ⓒAyako Yoshida)

家の中には、リンドブラッド夫妻の

写真が今も飾ってあります。

 

キングペンギンのコロニーを背景に

日本人の奥様、ルリコさんと...。

 

「ルリコ、先週来てたのよ」と、

リリーさんが話していました。

 

お会いできず、残念。

 

ルリコさんは南極の日本人ガイドと

して現在も活躍されているはず。

 

旧姓でお仕事されているようで

気がつかないかもしれませんが、

ご主人の関係で超ベテランの方です。

 

*(おまけ)ペンギンの町スタンリー

客船がフォークランド諸島に寄港する

なら首都のスタンリーが多いでしょう。

(ⓒAyako Yoshida)

テンダーボートを降りたら

こんな看板が迎えてくれます。

(ⓒAyako Yoshida)

ここでロンドン気分にもなれる?

 

市内のお土産屋さんは多彩な

ペンギングッズで溢れています。

 

*グリトビケンの博物館

南極半島が中心のクルーズではなく

20日以上の長い航程ならば、

たいていサウスジョージア島へも

行くでしょう。

 

英国の探検家シャクルトンのお墓も

ありますが、必見なのはミニ博物館。

 

天井の剝製に圧倒されました。

(ⓒAyako Yoshida)

実物大のワタリアホウドリです。

翼を広げると3m以上にもなるとか。

 

やはりアルバトロスって、

飛ぶ鳥の元祖ですよね!

(ⓒAyako Yoshida)