(ⓒAyako Yoshida)
みなさん、こんにちは。
 
前回に続き、上記の客船
オイローパをご紹介しましょう。
 
客船評論家の夫Doulas Wardは
1999年の就航後にコメント。
 
「まるでロールスロイスのようだ」
 
車好きの英国人らしい表現です。
25年たった今も、貫禄十分。
 
今回は最新情報をお届けしますね。
 
*どの客船だって、素晴らしい
高級車の代名詞、ロールスロイス。
 
ボンネット先端にあるエンジェル像は
通称「フライング・レディ」といわれ
同社のシンボルになっています。
 
乗ったことがある人はご存じのはず。
 
後部座席からも
フライング・レディが見えることを。
 
優雅さ、スピード、伝統、卓越さの
象徴を車内から見られて、ご満悦?
 
では、客船の場合はどうでしょう。
 
クルーズ中に感じられる満足感は
以下の3つがポイントだと思います。
 
・ハード部分(施設やインテリア等)
・飲食サービスやエンターテイメント
・細部のこだわり
 
どの高級船もカジュアル船も
それぞれ個性があって楽しめます。
 
オイローパのような高級船だけが
決して「良い客船」ではありません。
 
3百隻以上が運航されていますが
こんな客船もありますよ、という
気持ちで、これから書いてみます。
 
今回はハード部分を中心に。
 
*6か月という世界一周クルーズ
本船は今年、日本各地に来港し
話題になっていました。
 
区間乗船者が多いとはいえ、
例年の長~い世界周遊は有名です。
 
それを支える秘密のひとつは、やはり
設備や施設ではないでしょうか。
 
トップ写真、船名のすぐ上に
2デッキ分の大きい窓があります。
 
ここはメインレストランにあたり
中から見るとこんな感じです。
(ⓒAyakoYoshida)
これは北海とバルト海を繋ぐ
キール運河を通過しているところ。
 
ランチをしていたら、丁度
ロックに差し掛かりました。
(ⓒAyako Yoshida)
右が航海士、左がボースン(甲板長)。
 
甲板作業を取り仕切るフィリピン人の
ボースンは就航時からのクルーとか。
 
こんな人を、英語のイディオムでは
Part of the furniture(家具の一部)
と言います。
 
すなわち、勤務が長いので船という
環境の一部になっている、という意味。
 
ボースンのようなパイオニアクルーは
彼だけではありません。
 
乗客の顔と名前をよく覚えている
彼らは本船の財産といえるでしょう。
 
*屋外のデッキを満喫する
特にドイツ人は潮風を浴びながら
食事したりビールを飲むのが好き。
 
こちらはブッフェの席です。
(ⓒAyako Yoshida)
ひとつ上のデッキにはバーも。
(ⓒAyako Yoshida)
荒天時は扉を閉めることも可。
 
*レセプション前のロビー
4~10デッキまで吹き抜けです。
ソフトな外光が入って明るい感じ。
 
右側のシースルー・エレベーター
を昇っていくと...。
(ⓒAyako Yoshida)
 
客室やプールのデッキへ。
これは最上デッキから見たところ。
(ⓒAyako Yoshida)
 
*大人向きのプール?
毎日、海水の中で泳ぎました。
半分だけ開閉するルーフ付き。
(ⓒAyako Yoshida)
高価なチーク材のデッキと
お洒落なタオルラックが好き。
(ⓒAyako Yoshida)
 
このプール、入ると驚きますよ。
(ⓒAyako Yoshida)
最深部が1.8mもあるんです!
みなさん、しらっ~と泳いでますが。
(ⓒAyako Yoshida)
 
*やっぱり安全第一です
以下は昨年から変更されました。
階段板に、滑り止め横レールが出現。
(ⓒAyako Yoshida)
濡れている時も安心です。
スニーカーでも鉄部分を感じました。
(ⓒAyako Yoshida)
そして各一段が、かなり幅広なのも
特筆に値します。
 
さて次はテンダーボート乗り場です。
 
岸壁に着岸できない時は
右側のボートに乗って上陸します。
(ⓒAyako Yoshida)
プラットフォームが広くて乗りやすく
シニアカーの乗客にも便利でした。
 
*コンパクトでも完璧なサウナ施設
男女共に全裸でサウナを楽しむのが
ドイツ語圏の乗客です。
(ⓒAyako Yoshida)
最奥:クールダウン室
左奥:ドライサウナ
左前:スチームサウナ
中赤:製氷機
白扉:シャワー×2
右扉:屋外デッキ
 
毎日8~20時オープンで、
いつ行っても誰かが利用中。
 
クールダウン室には読書灯も。
(ⓒAyako Yoshida)
 
私は屋外デッキが好きで
波の音を聞きながらホッコリ。
(ⓒAyako Yoshida)
 
*クルーズ中も運動三昧
朝晩のデッキウオークは
クルーズの楽しみですよね。
(ⓒAyako Yoshida)
ここは屋根がある左舷側です。
(ⓒAyako Yoshida)
上方デッキでは歩くほか、
ストレッチすることもあり。
 
無料の貸自転車もありますよ。
 
着岸すると、本船から右側の
大きなボックスが降下されます。
ここに自転車が入っていました。
(ⓒAyako Yoshida)
ヘルメットや空気入れ、籠も装備。
舷門で客室番号を伝え、Let's go!
 
*説明不要の写真がズラリ
ブッフェの入口では、船やヨットで
撮影されたセレブたちと遭遇できます。
(ⓒAyako Yoshida)
右:指揮者のカラヤン
左:JFKケネディ夫妻
 
そしてこちらは?
(ⓒAyako Yoshida)
モナコ公国の公妃
グレース・ケリーですね。
 
その他、マリリンモンローや
エリザベス・テーラーなども。
 
レプリカでも、高価なのでは?
 
さりげないインテリアが
本船流のカッコよさだと思います。
 
*最後に
お休み前のチョコが届きました。
(ⓒAyako Yoshida)
コアラちゃんが困惑しています。
「一個をシェアするの~?」
 
夫「じゃあ、僕のあげるよ」
(ⓒAyako Yoshida)
コアラ&ペンギン「やった!」
 
(次回へ続く)