(写真提供:郵船クルーズ株式会社)
みなさん、こんにちは。
 
ドイツの造船所へ行って参りました。
 
2024年飛鳥Ⅱ世界一周クルーズで
欧州の一週間だけを区間乗船。
 
最終回のご報告は、造船所視察と
ドーバー下船で締めくくりましょう。
 
*5/21独マイヤー ベルフト造船所へ
ハンブルグ入港後、車で約3時間の
距離にあるパペンブルクへ直行。
 
2泊のランドツアーもありましたが
私たちは時間が限られていたため、
別に手配して頂きました。
 
入口でIDを表示し見学者パスを入手。
 
ビジターセンターに入ったら
ヘルメットや橙色の保安ベスト、
そして安全靴を着用しました。
 
まずは会議室で、造船所の歴史を学び
飛鳥Ⅲの完成イメージなどを拝見。
 
造船所はフェリーや調査船、タンカー
など異なる船舶を手がけますが、
当造船所は客船に特化しているとか。
 
工員数が3300人なんてスゴイ。
 
りっぱな保育所も完備されていて
驚きました。さすがドイツですね。
 
客船評論家の夫Douglas Wardは
拙著を見つけて、ゴキゲンに。
(写真提供:郵船クルーズ株式会社)
 
*いざ建屋の中へ
薄暗いところもあり、階段も手すりを
つかまりながら昇りました。
 
ここは通路になるところですね。
(写真提供:郵船クルーズ株式会社)
 
鉄をカットする音や溶接している匂い
もして、臨場感たっぷりでした。
(写真提供:郵船クルーズ株式会社)
ここは船室になるエリアだそうです。
(二人とも、なぜか楽しそう)
 
展望デッキから見ますと
ずいぶん進んでいるなぁ~、と実感。
(写真提供:郵船クルーズ株式会社)
本当に貴重な探訪ツアーでした。
 
*5/23にドーバー(英)入港
ドーバーといえば白亜の断崖絶壁が
続く、ホワイトクリフが有名です。
 
早起きさんは、朝5時過ぎから稼働。
(ⓒAyako Yoshida)
う~ん、今日は曇りかしら...。
あっ、見えてきましたよ。
(ⓒAyako Yoshida)
よしよし、表敬旗もバッチリです。
(ⓒAyako Yoshida)
ドーバー名物を見学して大満足。
さて、朝食のブッフェへ行きますか。
(ⓒAyako Yoshida)
ええっ、Spirit of Adventure?
飛鳥Ⅱの後ろに着岸するため後進中?
 
ちょっと、いま
ご飯食べてる場合じゃないですよ。
 
慌ててデッキへ急行しました。
うわぁ、ここで君に会えるなんて。
(ⓒAyako Yoshida)
この船は、飛鳥Ⅲと同じ船体です。
 
造船所で頂いた模型をご覧ください。
そっくりでしょう?
(ⓒAyako Yoshida)
造船所で、サイトオフィスの方に
教えて頂きました。
 
以下の右端にチラッと見える
船体模型が、2019年就航の
第一船 Spirit of Discoveryです。
(写真提供:郵船クルーズ株式会社)
 
ドーバー港のSpirit of Adventureは
模型と双子になる第二船になります。
当造船所で建造され、2021年に就航。
 
船社は英国のサガクルーズで、全室が
バルコニー付き&全インクルーシブ制。
(Photo by Saga Cruises)
船長をはじめ、陸上役員の多くが
老舗船社キュナードの出身者。
 
クイーンエリザベス2(QE2)が
横浜港で1989年に長期停泊を
していた時代のオフィサーらも、
その後は当社で働いていました。
 
高級船としてのノウハウがあり
英国の富裕シニア層に評判です。
 
ドーバー港のAdventure号は、
約5万8千トン、乗客999人。
 
飛鳥Ⅲは約5万トン、乗客872人。
 
両船はトン数がほぼ同じで高級志向、
違いはグランドバスの有無ぐらい。


よって同じ船体が使われたのですね。

 
*飛鳥ちゃん、ありがとう
朝食後、デッキに出ました。
心の中で、下船のご挨拶を...。
(ⓒAyako Yoshida)
飛鳥ちゃん、今回
あの船に会えて良かったね。
 
会社は違えど、従妹?ぐらいの
関係になるのよ、あなたと。
 
来年デビューする妹船の飛鳥Ⅲは
いま同じ造船所で建造されてるの。
 
あの船にそっくりになるはず。
 
ではでは世界一周クルーズの後半、
頑張ってくださいね。
 
7月13日の横浜、14日の神戸
まで、ご安航をお祈りしています。
 
*リザ・ミカエルさんも同日下船
ジャズ&ポップスの華麗なショー
で乗客を魅了したリザさんと、
下船前に再会しました。
 
英国到着前に「クイーン」や
ジェームスボンドをアレンジした
曲を歌ってくれたんです。
 
みなさん、とても楽しみましたよ。
ありがとうございます。
お土産にチョコレートをどうぞ。

(ⓒAyako Yoshida)

 

*「変更」が旅の醍醐味?

予約したタクシーの運転手から

ショートメッセージを着信。

 

"Oh, no...”

スマホ画面を見て、夫は溜息。

 

夫「高速道路でエンコしたんだって」

私「じゃあ、どうするの?」

夫「ドーバーのタクシー使おう」

 

ところが港の組合料金なのか、

恐ろしく高額だったので、断念。

 

夫「荷物ひとつだから電車にしよう」

私「まっ、それもいいよね」

 

ということで、ドーバー駅へ。

(ⓒAyako Yoshida)

 

*ベターチェンジな電車旅

実は知っていたんです、私は。

車内から、客船が見えることを。

 

タクシーでは見えないので

船キチには、良かったかも?!

(ⓒAyako Yoshida)
2隻が同時入港できたのは
これが最初で最後だったかも。
 
Adventure号はドーバーが母港ですが
飛鳥Ⅱは、来年ロンドンに近い
ティルバリーに寄港するようです。
 
さて、飛鳥Ⅱに乗船する日は
サザンプトン港のクイーンメリー2
を、電車内から見ました。
 
帰りはどうでしょうか?
車内でこんな広告を発見しましたよ。
(ⓒAyako Yoshida)
ほほう、ディズニークルーズが
サザンプトン発着クルーズを展開!
 
今夏からでしょうか。
英国のキッズが熱くなりそうです。