(ⓒAyako Yoshida)
みなさん、こんにちは。
 
これは、飛鳥Ⅱのレセプションで
頂けるハガキです。
 
世界一周クルーズ用に
特製スタンプも用意されていました。
 
無料でもらえる客船のハガキは
いまクルーズ業界では絶滅危惧種...。
 
今回は本船の施設やサービス、出会い
を中心にご紹介しましょう。
 
よく乗船される方も
クルーズする予定がまったく無い方も
 
当ブログでは、全ての方を歓迎します。
ぜひクルーズ気分を味わって下さいね。
 
*Eメール VS 絵葉書
(ⓒAyako Yoshida)
世界一周という長いクルーズでは
全寄港地から自宅宛に投函する方も。
 
そのココロは?
ご記念&帰宅後の楽しみでしょうか。
 
2024年5月、私の乗船時は
世界各国共通で、一枚3百円也。
 
日本から欧州ですと確か140円。
ちょっと割高かしら?
 
いいえ、国によってはお得ですよ。
 
例えば、私が住む英国では
日本までハガキ一枚が5百円!!
(2024年4月2日から£2.50に)
 
*5デッキのアスカプラザ
ダイニングルームの近くに
ピアノバーがあります。
(ⓒAyako Yoshida)
本船のピアニストやバンドが
毎日数回、演奏してくれるんです。
(ⓒAyako Yoshida)
本船には4台のピアノがあり、
すべてYAMAHA製です。
 
建造中の飛鳥Ⅲにも同社のものが
搬入される予定だと伺いました。
 
以前も書きましたが
YAMAHA製は外国船でも人気です。
 
船の揺れに強く、メンテしやすいそう。
日本のピアノなんて、誇らしいですね。
 
さて、このアスカプラザで
ある日ウエディングに遭遇しました。
(ⓒAyako Yoshida)
1回目と2回目ディナーの間でした。
うわぁ、何てラッキーなの。
 
ウエディングドレスや士官服の白さが
眩しく輝いていましたよ。
 
上から写真撮影を見ていた私は
初代飛鳥を思い出しました。
 
初めての船上挙式は
稲垣船長の執務室で行われたのです。
 
その時ソーシャルオフィサーだった
私は、介添え役を務めましたっけ。
 
*新しいイー・スクエア
11デッキのパームコート脇にあり、
雑誌や本の閲覧ができるラウンジ。
(ⓒAyako Yoshida)
広い机があるので、日記を書いたり
メールチェックする方も多かったです。
 
本船のWiFiサービスは
とても速度が早くて快適でした。
 
1回の接続は60分で、接続回数は
キャビンにより1日10回、12回、
無制限、と異なります。
 
再接続が必要だったので、結果的に
スクリーンタイムが減りました。
 
これは目にもメンタルにも良いこと。
 
デジタル機器から離れて
船上らしい時間を増やしたのです。
 
やはり海や船を楽しまなくちゃ。
(ⓒAyako Yoshida)
これはゼーブルージュ出港時です。
5月の爽やかな風が吹いていました。
 
*「優雅な午後の日本茶」
船内新聞アスカデイリーを見たら
あらっ、今日はいつもと違うみたい。
 
午後2時~日本茶+和菓子ですって。
パームコートへ行きましょう。
(ⓒAyako Yoshida)
まぁ、4種類もなんてスゴイ。
飲み比べも出来ますね。
 
右の「さえみどり」は昨年、静岡の
掛川市で買い、自宅で愛飲中。
 
煎れたてではないけれど、どれも
なかなか美味しかったです。
 
ついつい桜餅とえびせんも。
(ⓒAyako Yoshida)
また別の日には、
ビスタラウンジでこれを発見。
(ⓒAyako Yoshida)
宇治金時デビューを果たした夫は
「小豆とミルクが美味しかった」そう。
 
*ご当地の味を召し上がれ
オン・フルール(仏)を出港したら
ランチのブッフェでこれが登場。
(ⓒAyako YOshida)
塩味が強いチーズにはハチミツを。
(ⓒAyako Yoshida)
本場のバゲット、最高でした。
 
ではハンブルグ(独)出港後は?
(写真:船内新聞アスカデイリー)
ドイツといえば「ビアフェスタ」。
有料でしたが、男性に人気でした。
 
またショップも賑わってましたよ。
 

*ゲストシェフによる「新和食」

ハイライトとなったディナーは

2回目の航海日でした。

(ⓒAyako Yoshida)
いま世界で注目されている料理人
山下春幸氏が乗船されているとか。
 
わくわくドキドキ、楽しみです。
最初は「健康菜々」から。
(ⓒAyako Yoshida)
野菜づくしで、量がたっぷり。
 
さて次は、クマちゃん最中?
(ⓒAyako Yoshida)
可愛くて食べられない~。
スパイシーサーモンですって。
(ⓒAyako yoshida)
おぉ、確かにピリ辛ですよ。
斬新なアイディアと味に感服。
 
デザートに和三盆あんみつが出て
計10品のコースでした。
 
どの乗客も絶賛されていたのが
黒毛和牛のローストビーフです。
(ⓒAyako Yoshida)
トマトすき焼きソース&ワサビ添え。
 
旨味たっぷりの和牛ローストビーフ
を船上で食べられるなんて、幸せ。
 
山下シェフがご挨拶に見えました。
(ⓒAyako Yoshida)
「ブログにお写真載せていいですか」
「もちろん、どうぞ」
 
おっきな笑顔が素晴らしい。
 
メインダイニング前でも
乗客の方々と記念撮影されてました。
 
*山下シェフの後日談
その後、何度かリドガーデンで
シェフをお見かけしました。
 
こんな風に広い空間です。
(ⓒAyako Yoshida)
たいていはスタッフ数人と
ランチをされていました。
 
でも一度だけ、山下シェフが
「ひとり飯」されていたんです。
遠目で見て気がつきました。
 
そして食べ終わって、離席。
 
しばらくして私たちも食事を終え
シェフが座っていた席の近くを
通りがかって、ビックリ。
 
すごい。お皿に何も残ってない!
 
サラダの一片も
パンやご飯粒も
ソースやドレッシングも
 
食物や調理人を大切にしてるのが
じわっと、伝わってきました。
 
山下シェフは国連世界食糧計画の
顧問をされているとのこと。
 
飢餓や貧困に苦しむ国々の子供が
学校に通えるように、また子供達に
給食を、などという支援活動を
されている方なのです。
 
ボランティアやチャリティを始めた
のは、阪神淡路大震災でご自身が
被災されたのがきっかけだったそう。
 
今航で、こんなに立派なシェフに
出会え、お料理まで堪能できるとは。
 
完食されたお皿を偶然にも見たので
あのローストビーフが更に
味わい深いものとなったのです。
 
*航海中の後悔エピソード
下船前に、撮った写真を見ていたら
ある事に気づき、落ち込みました。
 
なぜ、コレ食べなかったんだろう。
山下シェフ監修のブッフェ軽食。
(ⓒAyako Yoshida)
「今お腹いっぱいだから、後でね」
と思って、すっかり忘れてた...。
 
味噌カツって、和牛だったかも?!
これは東京本店の人気メニュー?!
 
あぁ~、チェック甘かったなぁ。
 
後悔先に立たずですが、
陽はまた昇りますよね。
 
(次回へ続く)
(ⓒAyako Yoshida)