（ⓒAyako Yoshida）
みなさん、こんにちは。
これは
５月１日に乗船予定の新造船
クイーン・アンです。
総トン数：約１１万３千トン
乗客数：約３千人
日本でクルーズ中のエリザベス号
の妹船として５月３日にデビュー。
幸運なことに、そのプレビューで
乗せていただく事になりました。
今回は
新しい客船に関するお話です。
＊初入港の日が変更に
実は２８日（日）、英南部の母港
サザンプトンに入る予定でした。
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姉妹船２隻と同じ日に。
クイーンメリー２と
クイーンビクトリアは
予定通り入港したようです。
これはクイーンエリザベスと
双子になるビクトリア号。
（２０２３年撮影ⓒAyako Yoshida）
ところが今週変更され、
クイーン・アンは２日後の入港に。
ということで、２８日は諦めて
４月３０日に行くことにしました。
かえってこれは良かったかも？
２８日は、４隻が同時入港。
クイーンメリー２（乗客２千７百人）
クイーンビクトリア（乗客２千人）
MSCポエジア（乗客２千５百人）
アルビア（乗客５千２百人）
もし全て満船だったら、午前中の
下船者だけで１万２千４百人！
そして午後は乗船なのですよ。
寄港ではなく、全船が発着なので。
コロナ後に、年間１７０万人が
クルーズするという英国。
クルーズの最大港サザンプトンは
嬉しくも悩める状況が続いています。
＊命名式と処女航海
クイーン・アンの命名式は、
処女航海の１か月後になる
６月３日リバプール港の予定です。
命名式→処女航海という流れが
多いのですが、本船の場合は
通常とは異なるパターンですね。
母港となる本港では、かつて
多くの客船が命名されてきました。
たとえば、これはP＆Oクルーズの
ブリタニア号の命名式です。
（ⓒAyako Yoshida）
エリザベス女王が２０１５年、
８９歳の時に命名されたのです。
（観客席から撮影ⓒAyako Yoshida）
今から思えば、女王が命名した
最後の客船になりました...。
２０１２年は、キャサリン妃も
命名者としてデビュー。
（ⓒAyako Yoshida）
２代目のロイヤルプリンセスでした。
MSCベリッシマの命名式も
サザンプトン港だったんですよ。
(ⓒAyako Yoshida)
お天気の影響で、船内にて
ソフィア・ローレン女史が命名。
もう５年も経つのですね～。
＊新しい船の内外をじっくり拝見
２０２０年、ドーバー港では
新しいバージン・ボヤッジズ社
のお披露目がありました。
（ⓒAyako Yoshida）
リチャード・ブランソン会長も、
第一船スカーレット・レイディを
紹介されたのです。（約１１万トン）
さすが音楽のバージングループ、
上級船室には有名ギターがずらり。
（ⓒAyako Yoshida）
初の日本人客として乗ることもあり
よく見聞して、レポートするように
心がけています。
みんなが使う客室はとても大切。
（ⓒAyako Yoshida）
セットされている物や設備など、
他船と違う長所はないかしら。
（ⓒAyako Yoshida）
完璧！と思えても、処女航海前は
まだ１００％ではないことも。
たとえば、このシャワー室で
私はケガをしたのです。
（ⓒAyako Yoshida）
カットされた鉄のパイプが、鋭く
むき出しだったので腕を切りました。
報告したら、クルーが急行。
被せるカバーが欠損していたのです。
のちに全客室がチェックされました。
こんな時のために、造船所の係員が
しばらく乗船して、新造船を「保証」
してくれることになっています。
たとえ試験航海をしても、実際に
乗客が乗って施設を使ってみないと
分からないことが沢山ありますから。
かつて、客室番号のつけ間違いも
ありました。右舷と左舷が逆で...。
（イメージ写真ⓒAyako Yoshida）
また日本語書籍を置いている
ライブラリーもありますね。
（イメージ写真ⓒAyako Yoshida）
ところが、本が上下逆さまの時も。
日本語が読めない人が入れるので
仕方ないですよね。
とりあえず直し、上下が分かるよう
アルファベット印を付けて、と提案。
＊ときには舞台裏ツアーも
（ⓒAyako Yoshida）
船内をくまなく歩きます。
こちらは探検船のロッカー室。
（ⓒAyako Yoshida）
夫が客船評論家であるため
たまに機関室も見学します。
（ⓒAyako Yoshida）
食材置き場や冷蔵庫も拝見。
冷蔵庫は、いつも冷え冷え。
（ⓒAyako Yoshida）
＊食事やメニューもチェック
お料理をいただく前には
メニューもよく読みます。
分かりにくい表現はないかな？
（ⓒAyako Yoshida）
処女航海の前に
直すべき箇所を発見する事も。
たとえば、フィレという言葉。
Filletは、お魚のみ(Lが２つ）
Filetは、お肉だけ
というルールとなっていますが
混在している時もあるのです。
（ⓒAyako Yoshida）
これは鴨のローストでした。
そして美味しかったら、
やはり絶賛しなければ。
新造船の立ち上げで頑張ったクルー、
みなさん、お疲れさまです！
＊タイタニック号の最新ニュース
沈没したオーシャンライナーに
乗っていた乗客の遺品が、
過去最高額で競り落とされました。
（4/28:BBCニュース）
（写真：映画「タイタニック」）
それは、ゴールドの懐中時計で、
約２億４千万円（約￡１２０万）。
スゴい金額ですねえ。
２時３分で止まっている時計は
米国人コレクターが買ったとか。
同様の遺品で、かつての最高額は
約２億２千万円のバイオリン。
これを超えたので
ニュースになったのですね。
＊最後に
いよいよ新しい女王船
クイーン・アンがやって来ます。
夜９時すぎの入港予定なので
シルエットだけでも拝みたい...。
第一報をお楽しみに！