（ⓒAyako Yoshida）
みなさん、こんにちは。
これは、初代クイーンエリザベスで
乗客にお渡ししていたマッチです。
本船は1946～1968年に就航。
船社キュナードの運航が終わる前に
夫Douglas Wardが友人バーテンダー
から貰ったものでした。
箱の最上段にはロイヤルワラント、
すなわち女王の御用達マークが。
伝統ある当社では、昔から
こんな小物も使っていたのですね。
今回は、この御用達マークの
気になる最新情報をお届けします。
＊2024年9月8日で、ご崩御２年
（Photo by BBC News）
時のたつのは早いものです。
今年１月にBBC放送やTHE TIMES紙
はエリザベス女王の御用達マーク
について、ある報道をしました。
「使用期限が残りわずかです」
えっ、期限があったの？
それは、ご崩御の２年後でした。
よって９月には消失する？！
かつて御用達マークを
４つ見たことがあります。
・エリザベス女王
・エジンバラ公
・クイーンマザー（皇太后）
・チャールズ皇太子
でもご逝去後、知らないうちに
２つのマークが消失しました。
いま残っているのは
女王と現国王のものだけ。
左が女王で
右は「皇太子」時代のもの。
（ⓒAyako Yoshida）
女王は約６００種
国王は約１８０種
の商品を認定しているそうです。
ところが、女王に関しては
例外も考慮されているとか。
「再申請して承認されれば
御紋をキープできる可能性も...」
（ＢＢＣニューズ）
考えられる理由は以下の通り。
・君主として最長の７０年もご在位
・御用達マークで経済効果アップ
・国民に愛された記念として
実際どうなるか、まだ分かりません。
期限前に発表されることでしょう。
ぜひ残って欲しい、と私も思います。
＊英王室の御用達ルール
御用達を授与できるのは
基本的に、以下の方々とのこと。
（Photo by BBC News）
国王＆王妃さらに皇太子の３人。
（Photo by BBC News）
そして特別に今回はキャサリン妃も
追加される、という噂があります。
皇太子妃だったダイアナ妃は
認定されていませんでした。
しかし、キャサリン妃の場合は
・国王と同じ病を得て親近感を増した
・妃の御用達で英国経済も活性化する
・国王が妃を「昇進」させたい意向
という理由で話題になっているのです。
少なくても
カミラ王妃やウイリアム皇太子など
新しい御用達認定者の発表が
年内にあるでしょう。
＊エリザベス号で出あう御用達
（ⓒAyako Yoshida）
日本発着クルーズで活躍中の本船。
ちょっと船内を覗いてみましょう。
上級グリルクラスの客室には
通常こんな品々が置かれています。
（ⓒAyako Yoshida）
トワイニングの紅茶などは
日本でもお馴染みですね。
バスルームにはこちらの製品。
（ⓒAyako Yoshida）
当社ペンハリガンの香水は
ダイアナ妃のお気に入りでした。
現在は、使い切り品のプラ減量で
備え付けボトルが増えていますが。
3/24付「B級グルメ」の記事で
ジャムやソース類もご紹介しました。
（ⓒAyako Yoshida）
右端のジャムはアフタヌーンティーで
スコーンと一緒に付いてきます。
＊デッキ３のロイヤル・アーケード
こちらはデッキ２のロゴショップです。
（ⓒAyako Yoshida）
上のデッキにはアーケード形式で
数店舗が並んでいます。
（ⓒAyako Yoshida）
本船ではフォーマルが楽しめます。
その近くにあるのが、この人気店。
（ⓒAyako Yoshida）
バブアーは
英国アウトドア衣類の専門店です。
（ⓒAyako Yoshida）
コロナ後の２０２１年９月に
これを見つけました。
（ⓒAyako Yoshida）
矢印の２か所に、ダブルロゴ。
（ⓒAyako Yoshida）
文字サイズは、キュナード＞バブアー。
これは女王船のみの限定品とか。
当社は御用達３つを取得しています。
女王、故エジンバラ公、皇太子。
（ⓒAyako Yoshida）
やはり評判なので、在庫は
とても大きい当サイズのみでした。
私もキルト生地が好きです。
かつてロンドン本店でこれらを購入。
（ⓒAyako Yoshida）
ところが、防水ワックスがけ帽子には
御用達マークが入っていません。
スペースの関係かしら？
現在、バブアーの御用達は２つのはず。
２０２１年４月９日にご逝去された
故エジンバラ公のマークは消去済み...。
もし在庫があれば
販売しているかもしれませんが。
キャサリン妃も、当社のジャケット
をしばしば着用されています。
（Photo by CHANNEL 5）
女性らしいデザインも素敵ですね。
＊最後に
御用達の期限が切れる前に、
もう一回ご紹介しましょう。
次回は英国発着クルーズや寄港、
英国で乗下船する方への情報です。
（Photo by CHANNEL 5）