(Photo by Daily Mail)

 

みなさん、こんにちは。

 

誰でも間違いをしますよね。

 

「知らなかった」こともあれば

「うっかりミス」もあるでしょう。

 

それを責めるつもりはありません。

私もよくしますので。

 

今回はトリビア的な意味を含めて

客船やクルーズに関するものを

集めてみましたよ。

 

さて、あなたの正解はいくつ?

 

*初級編

まずはTOP写真からです。

 

日本人なら、すぐ気がつくでしょう。

雪化粧の富士山に浴衣の女性?

 

これは旅行社が出した広告でした。

合成写真みたいですね。

 

でも

イギリス人には違和感がないようで

夫でさえ「何か、変なの?」と...。

 

初級その2

これは如何ですか。

ありえないミスが描かれています。

 

探検クルーズされた方は即答かな?

(Photo by Daily Mail)

ホッキョクグマとペンギンが一緒に?

 

ホッキョクグマは北極圏内のみ

ペンギンは南極のみ

 

ジョークにしても

教育上は疑問が残る絵です。

 

でもホッキョクグマの写真を見て

「あら、南極行ったの?」という人が

けっこう多いんですよ。

 

*中級編

これは懐かしいNYのツインタワーが

後ろに写り込んでいるもの。

 

ここには世界中でよく見る「間違い」が。

(Photo by George Forss)

本船の名前は、QE「2」です。

すなわち、クイーンエリザベス2。

 

2008年、引退前のリバプールで

さよならコンサートが開催されました。

QE2とはっきり記されていますね。

(ⓒAyako Yoshida)

皺くちゃな、私のTシャツにも。

(ⓒAyako Yoshida)

 

Queen Elizabeth2。

アラビア数字の「2」には

理由がありました。

 

英語では、女王陛下に「Ⅱ」という

ローマ数字がつけられているため

船社が敬意を表し区別したのです。

 

英国の王室御用達マークをご覧下さい。

小さい字ですが2行目の最後です。

(ⓒAyako Yoshida)

 

じゃあ、これはどうなの?

 

英国最大のクルーズ港サザンプトン

には、こんな標識あるんですけど...。

(ⓒAyako Yoshida)

QEⅡターミナル?

でも、これは正解なのです。

 

同港にはターミナルが5つありますが

ここは最も古いバース38/39。

 

1966年に女王陛下がオープンされ

たので、この名前が付けられました。

 

QE2がいつもここを使っていたので

混乱していた乗客も多かったですが。

 

中級その2

英紙ではクルーズ客に、しばしば

こんなアドバイスが掲載されます。

 

ところが時には

「ええっ?」という内容も。

(Photo by Daily Mail)

 

「洗濯ロープ持参で節約できる」

「バルコニー客室なら干そう」

 

確かに客室で洗濯すれば

セルフランドリー代は節約できるかも。

 

日本人は、ミニ角ハンガーを

持参する人も多いですよね。

 

でも外に干しちゃ、まずくないですか。

 

景観問題よりも、海に飛ばされたら

海洋動物に影響を与えますから。

 

バルコニーで洗濯物を干すのを

禁止している客船が多いと思います。

 

*いよいよ上級編

英語、船舶に詳しい方、

下の白線部分にご注目下さいませ。

 

客船は、今年1月にデビューした

アイコン・オブ・ザ・シーズです。

(Photo by The Daily Telegraph)

約25万トンで史上最大、って

言いたいのは分かるんです。

 

でも、英語のweighは

重量を量る時に使う言葉。

 

客船の総トン数は

秤にかけて計測できませんから

排水量など他の方法で算出するはず。

 

よって、正しくはMeasuredですね。

 

客船評論家の夫も溜息...。

「典型的なミスだなぁ。

英国人なら、もっと英語勉強しなきゃ。

ひとつ上の行もそうだ。linerだって?

本船はオーシャンライナーじゃなくて

大型のクルーズシップでしょ。」

 

仰る通り。

 

通常のクルーズシップとは異なり

北太平洋を真冬でも横断できる

オーシャンライナーは、最初から

頑丈に設計&建造されています。

 

現在はクイーンエリザベスの姉船

クイーンメリー2(QM2)だけが

世界で唯一のオーシャンライナー。

 

定期航路として、今年は44回も

英~米間の大西洋横断をしますよ。

 

*最後に

また今日も(!)

私が住むイギリス南部は雨でした。

 

花冷えですが、確実に春の足音が

聞こえてきたように思えます。

(ⓒAyako Yoshida)