(ⓒAyako Yoshida)
みなさん、こんにちは。
船上でのパーティ、楽しいですよね。
いろんな人と話せるチャンスがあって
英語の勉強にもなります。
コミュニケーションを深めるために
私はある工夫をしているんですよ。
今回はこれをご紹介しましょう。
*話しかけるだけでは不十分?
外国人客と繋がりをもつには
自分から話しかけましょう、と
かつて書きました。
挨拶したり、褒めたり、
ジョークをいったり、など。
そうすれば、会話が始まったり
顔見知りになれたりしますから。
でも、相手の方から
お声がかかる事もありますよね。
その好例が着物ではないかしら。
「一緒に写真を撮らせて」などと
チヤホヤされちゃうものです。
また折り紙をやっていると
「教えて」と頼まれたり。
そうなんです、人を惹きつける何か
があれば話しかけてもらえそう...。
*「ホイホイ式」の由来
船内で
よく私はこんなモノを使います。
(ⓒAyako Yoshida)
猫バックはロンドンで買ったもの。
ムーミンのスープジャーは
お湯やコーヒーの携帯に利用します。
これらを持参してると本当に多くの
英語客から呼び止められるんです。
「キュート、かわいい!」
「どこで買ったの?」
「私もムーミン大好き」
ある時、日本人のお客様A氏に
この体験を話してみました。
A氏「たとえは悪いんだけど...」
私「えっ、どういうことですか」
A氏「ごきぶりホイホイみたい」
私「持ち物が誘因剤ってこと!?」
これがキッカケで、当メソッド?を
ホイホイ式の英語上達法と命名。
お客様を「ホイホイ」できそうな
グッズを持参してみたらどうかな?
*着物グッズやお箸も評判
(ⓒAyako Yoshida)
オレンジ色の帯揚げはスカーフや
歌手MISIAさん風の髪飾りに利用。
帯留めはヘアバンドやベルトにも。
子供用のお箸を使っていると
よく質問されるんです。
(携帯に便利なので、私は常にコレ)
「どうしてそんなに短いの?」
「子供用なんですよ」
日本は世界でも珍しい
食文化をもっていますよね。
カテラリーのサイズが
違うのも、その一例。
「女性用は男性用より短いの」
と話すと、ビックリされます。
お父さんのお箸
お母さんのお茶碗
おばあちゃんの湯飲み
などというマイ食器があるのも
知られていませんよね。
これらを英語で説明できるよう
準備しておくと、楽しいですよ。
へえ~、知らなかった、と
喜んでもらえるでしょう。
*Small is beautiful!
最も多くお声がけ頂いたのは
こちらのマグやカップです。
(ⓒAyako Yoshida)
緑色は、お湯や煎茶用
銀色は、抹茶用(120ml)
ピンクは、エスプレッソ用
欧米製品より小さいのが
お客様の目をひくみたいです。
乗組員はスイカのペンギンシール
を見て「かわいい!」を連発。
それから、私は船内でも
抹茶を作って飲んでいます。
茶筅を使わず、シェイクで。
銀色のマグに抹茶とお湯を入れ
シェイクすれば、ふわっと泡立つ
「なんちゃって抹茶」の完成です。
「何を作って飲んでるの?!」と
ブッフェでよく聞かれます。
ご興味あれば一服お入れする時も…。
「簡単ね、私も今度やってみる」
などと好評ですよ。
気分は日本文化のアンバサダー?!
*ロゴ入りTシャツは最強
自慢になっちゃうのですが
声をかけられると嬉しいもの。
(ⓒAyako Yoshida)
「東京、残念だったね~」
「そのTシャツ、eBayで売れば?」
「QE2、私も乗りましたよ」
「世界一周ってどうだった?」
「エリザベス女王の在位60周年!」
「私も同じの持ってるわ」
コミュニケーションや
英語磨きにとても役立ちます。
*最後に
私が「ホイホイ」されちゃったのは
この女性でした。
(ⓒAyako Yoshida)
クイーン・メリー2(QM2)で
フォーマルの夜でした。
服装規定が「1920年代」
Roaring Twentiesだったのです。
「ダウントンアビー英国貴族の館」
の時代で、チャールストンなどの
ダンスが流行した時のファッション。
「つま先から頭まで、完璧よ!」と
私は絶賛してしまいました。