(ⓒAyako Yoshida)
みなさん、こんにちは。
 
これは洋上のロールスロイスという
別名をもつオイローパ(約3万トン)。
 
2024年度版のインサイトガイド
客船版では341隻中No.2でした。
 
妹船オイローパ2に負けたんです。
 
今回は
本船を中心にご紹介しましょう。
 
著者Douglas Ward公認の
「ネタばれ」を含みます!
 
*5★客船は、同船社の5隻のみ
そのうちの2隻が、2024年に
日本寄港とは嬉しい限りです。
 
本船:3/8東京~3/23横浜の15日間
清水、名古屋、釜山、鹿児島等に寄港。
 
姉妹船:ハンセアティックスピリット
2021年就航の最も新しい探検船
(1.6万トン)は、6/9~6/25に
小樽発着の日本一周クルーズです。
 
輪島(石川)、境港(鳥取)、釜山
長崎などに全て沖止め投錨の予定。
 
今年はさまざまな外国船が
日本に寄港して話題になりましたね。
 
当社ハパグロイドクルーズの客船は
クルーズが初めての人も
100回目の人でも
きっと「スゴイなぁ」と思うはず。
 
レベチ(レベルが違う)ですから。
 
*飲食のシーン
これはメインダイニングの入口です。
(ⓒAyako Yoshida)
もちろん、全て本物の生花です。
フローリストが毎日チェック。
 
ミシュラン3★シェフの料理店もあり。
要予約ですが、無料。
(ⓒAyako Yoshida)
これはメインのお肉盛り合わせ。
 
ワイングラスにもご注目ください。
食洗機にはかけられないので
手袋をして磨くのがクルーの仕事。
 
ドリンクは有料ですが、当社は
日本人に船内バウチャー券を出す
時もあるそうです。
 
ドリンク込のインクルーシブ制
と違い、これなら飲まない人も
ツアー等に有効利用できますね。
 
こちらはイタリアンレストランです。
(ⓒAyako Yoshida)
着席したら出ている「お待ち皿」。
なんとベルサーチだったとは...。
(ⓒAyako Yoshida)
 
キャビア専門店ではドイツの逸品。
(ⓒAyako Yoshida)
 
デザートのマンゴ&アイスにも
マイセン器が使われていました。
(ⓒAyako Yoshida)
えっ、士官がテーブルに肘をつくの?
いいえ、実は「やらせ」写真です!
 
袖章の写真を撮りたかったので
船長にお願いしてしまいました。
 
当社には船長テーブルはありません。
 
代わりに、しばしば上級士官が
乗客の席に来て下さるのです。
 
事前に連絡と確認があります。
 
これは妹船オイローパ2のブッフェ。
(ⓒAyako Yoshida)
私も合格点をあげたレベルです。
 
両船の朝食では、腸活ドリンクも。
(ⓒAyako Yoshida)
 
ウエイトレスさんは、全員が
前髪なしのまとめ髪シニオン。
(ⓒAyako Yoshida)
いまタルタルステーキを準備中。
注文後に牛肉を挽いていました。
 
*地味な気配りサービス
こちらはアフタヌーンティーです。
低いテーブルがあるのは、なぜ?
(ⓒAyako Yoshida)
これは最近始まったサービスとか。
シニア層や子供さん用だそうです。
 
なるほど、テーブルの高さに合わせて
クッションを頼まなくてもいいわけね。
 
全テーブルに添えられているので
使い易い方を選べました。
 
老眼鏡を忘れても、大丈夫。
(ⓒAyako Yoshida)
レストランや公室などで
4種類から選んで拝借できます。
 
ロストバゲッジで乗船されたら?
ちゃんと無料パッケージあり。
(ⓒAyako Yoshida)
右が女性用、左が男性用です。
一度利用して感激しました。
 
さて、ここで質問です。
これは何の写真でしょう?
(ⓒAyako Yoshida)
階段とエレベーターの間に体重計。
これは下船日前日に現れるんです。
 
スーツケースを計るために
全ての客室デッキに登場しますよ。
 
私はついでに体重も計り
今航の「ダメージ」を確認...。
 
*違いがわかる探検船
(ⓒAyako Yoshida)
合計3隻あり、これは一隻目の
ハンセアティックネイチャーです。
(2019年就航)
 
南極クルーズなどでは、上陸前に
長靴や防寒パルカなどを着替える
ロッカールームがあります。
(ⓒAyako Yoshida)
ここでも本物の高級チーク材を使用。
揺れる事が多いので、手すりも親切。
 
他船に比べて
棚が大きく、扉も鍵もありません。
 
使い易さバツグンだと思います。
 
そして探検船には
上陸用のジャケットがつきものです。
 
以下は極地用ではない当社の一例。
下は薄いダウン、上は防水用。
(ⓒAyako Yoshida)
肌寒い時は
船内でダウンが重宝します。
 
南極や北極圏では
更に厚手のパルカになります。
 
ポケットなど、とにかく
本当に良く出来ているのです。
 
船社によっては非実用的な物も。
・ジッパーが小さすぎて使い難い
・首のあたりに雨が入ってくる
・ボテボテの一衣は着脱がたいへん
・会社ロゴが派手で目立ち過ぎ
 
当社のジャケットはクルーズ後も
「どうぞ使ってね」という風に
よく考えてデザインされています。
 
上の写真で分かるように
正面にはロゴが全く付いていません。
 
でも、ちゃんとあるんですよ、
目立たないところに。
(ⓒAyako Yoshida)
フードを下せば見えません。
さすが、質実剛健のドイツ船。
 
徹底的に利用者の便宜を考えた
クルーズが提供されています。
 
*最後に
船隊5隻の長女オイローパは

来年、就航4半世紀を迎えます。

 
こんな方程式はどうかな?
5隻×5★=25周年?!
 
来夏の祝賀イベントでは
歴代船長やシェフらが勢ぞろい、
という計画があるそうです。
 
あっ、
ひとつ写真掲載を忘れちゃいました。
 
本船の車イス客室です。
(ⓒAyako Yoshida)
洗面台に黒いコードが見えますね。
 
これはリモート機で、洗面台の
高さを調節する装置です。
 
快適さを演出する秘密が
こんな所にもありました。