みなさん、こんにちは。
 
これはラプソデーオブザシーズです。
(約8万トン、乗客定員2千人)
 
本船は10月16日、在イスラエルの
米大使館にチャーターされました。
 
米国籍の希望者をパレスチナ自治区
ガザから退避させるためです。
 
今回は、客船もかかわった
世界的なニュースをお届けします。
 
*10/21、日本人ら83人も帰国
テレ東BIZなどのニュースによれば
自衛隊機で羽田に到着したとの事。
 
地上侵攻がいつ始まるか分からない
という情勢ですから、各国政府は
自国民を次々に退避させています。
 
殆どは、航空機によるもの。
 
では
アメリカ合衆国のような大国は?
 

イスラエルとガザ地区には

米国民が数千人住んでいたとか。

 

よって最適な退避手段として
客船が選ばれました。
 
年間1千万人以上がクルーズする
という米国、さすがですね。
 
*ハイファ港からキプロス島まで
10月7日、イスラム組織ハマスの
攻撃が始まった時、
本船は同海域にいました。
 
急行したわけではないのです。
 
なぜなら
イスラエルの最大港である
ハイファ発着クルーズをしてたから。
 
当然ながら、クルーズは中止に。
 
しばらくして
船社Royal Caribbean Internationalは
在イスラエル大使館の依頼を受け、
退避ミッションを引き受けたそうです。
 
ハイファ港から、直近リマソール港
(キプロス)まで10~12時間。
 
本船には大使館スタッフなども
乗船し、リマソールからの空路帰国
をサポートしたり、あらゆる質疑に
応えたとのこと。
 
客船評論家の夫は「もし必要なら
再び本船が利用されるだろう」
と、コメントしています。
 
平時と異なり、紛争時の船舶保険を
取得するには複雑なプロセスがあり
時間がかかるからだそうです。
 
*客船で退避する利点とは?
とりあえず危険なイスラエルから
キプロス島へ移動できれば
ひと安心でしょう。
 
客船なら以下の利点があります。
 
・一度に多人数の移動が可能
・荷物も多めに運べる
・ケガ人や歩けない人もOK
・客室で横になれる
・食事が提供される
・WiFiも無料で使えた!
 
では具体的に見てみましょう。
 
*客室は合計1000室
同社の姉妹船で撮った内側客室です。
(ⓒAyako Yoshida)
狭くても、ベッドとTVあり。
(ⓒAyako Yoshida)
すべて二人用の客室で
シャワーも利用できます。
(ⓒAyako Yoshida:イメージ写真)
これは
車椅子対応のバスルームです。
 
本船には車椅子専用の客室が
計14室も完備されています。
 
船内には専用トイレも完備。
(ⓒAyako Yoshida:イメージ写真)
 
*食べ放題?のブッフェ
(ⓒAyako Yoshida:イメージ写真)
ガザでは物資の流通が遮断され、
食べ物の確保も大変だったはず。
(ⓒAyako Yoshida:イメージ写真)
こんなスナックも出たかしら?
 
*「退避中だよ」とメールも可
いま私たちは無事です、と
誰もが家族に伝えたいでしょう。

 

WiFiが使え、充電もできる客船は

理想的な環境ですよね。

(ⓒAyako Yoshida:イメージ写真)
 
*困難な297体の検死…。
10/17の英デイリーメール紙に
こんな写真が掲載されていました。
(Photo by Daily Mail)
赤く染まったベビー布団を
調べている検死官です。
 
残虐なハマスが民家に放火したり
路上の車を爆破したというニュース
日本でも報道されましたよね?
 
写真の職員らは犠牲者の身元確認を
しなければなりませんでした。
 
最初、その不思議な「形」が
理解できなかったとか。
 
しかしよく調べてみると、
それは一人ではなく二人でした。
 
母親が赤ちゃんを
父親が幼児や学童を
 
守るように、しっかり両腕で
抱え込んでいたのです。
 
それが何と、約300体とは...。
 
検死官らは毎日
「泣きながら仕事をしている」
とインタビューに応えています。
 
この記事をカフェで読んだ私も
涙が止まりませんでした。
 
本当に辛いお仕事です...。
戦争って、何て残酷なのでしょう。
 
*最後に
10月20日、人質になっていた
米国人二人が解放されたという
嬉しいニュースがありました。
 
一刻も早く、
平和な朝が迎えられますように。
(ⓒAyako Yoshida)
 
*前ブログに追加説明
「朗報:女王船のおつまみ事情」の
カフェ・カリンシア部分です。
 
言葉が足りず、
不適切な表現となっていました。
 
当カフェのコーヒーは「有料ですが」
軽食類は無料ですよね。
 
朝のクロワッサンや、昼や午後の
軽食など、ドリンクを注文したら
好きな品をどうぞお楽しみください。