みなさん、こんにちは。
潜水艇タイタン号、
最悪の結果になってしまいました。
謹んで哀悼の意を表します。
爆縮したとはいえ、R.I.P.Titan.
そして、もうタイタニック号を
そっとしておいて欲しい...。
R.I.P.Taitanic, too.
さて、今回は船上「マイルール」
をご紹介しましょう。
私は3つの事を避けています。
その1)寄りかからない
この写真は、どこでしょうか。
船内のエレベーターなんです。
四隅のマークは「立ち位置」。
コロナ再開後のクルーズでは
最大4人まで、という指定も。
この時は仕方なかったかも、ですが
エレベーター内で壁に寄っかかる人、
とても多くないですか。
4人いたら、たいてい3人はYES.
これって、習慣または癖?
それとも、ラクだから?
私は決して、寄りかかりません。
それは筋トレでもあり、
姿勢を正しく保つためなんです。
同様に、
食事中もイスに寄りかかりません。
姿勢を正し「高く」座っています。
けっこう疲れますが、これも
「運動」と考えているのです。
*船旅はけっこう忙しい
クルーズって、海を眺める旅で
のんびり&優雅なイメージですよね。
でも、いざ乗ってみるとイベントが
沢山あって、一日はあっという間。
美食三昧で、過剰なカロリーを
燃焼する時間が十分にないのが
現実だと思うのです。
だから、太ってしまいがち。
船上ジムも楽しいのですが、私は
どちらかといえば「階段派」です。
でも急ぐ時や20階もある大型船
では、エレベーターを使いますが。
*座るのはトイレと食事、TV時
そのほか、座る時間を減らす工夫も。
キャビンでよくパソコンを使います。
自宅でもそうですが、立ち机で。
ドライヤーで髪を乾かす時や
化粧、スマホ利用時も
もちろん立ったまま、ですよ。
これらは筋トレ+骨密度↑↑に
役立っていると思うのですが。
その2)スッピンで出歩かない
客船乗りという仕事を
クイーンエリザベス2世号(QE2)
で始めました。
2008年に引退した
現エリザベス号の先代船です。
長い航海では、たった一人の
日本人ホステスとして乗船しました。
本船で多くを学びましたが、以下は
決して忘れる事ができません。
*身だしなみを整えよ
ある年の世界一周クルーズでした。
エンターテイメント部のメンバーは
毎朝ミーティングがありました。
一日のイベントを確認するためです。
終日航海日の朝、
女性スタッフの一人が遅れて入室。
シャワー後の濡れ髪でした。
クルーズディレクターのS氏は
厳しい顔になり、
開口一番こう言ったのです。
「みんなにハッキリ言っておく。
乗客の夢を壊さないで欲しい。
私達は制服を着て、名札を付けた
クルーなんだ。会社の代表なんだ。
職住一致の生活は大変だろう。
でも『見た目』は大切だから
お互い気をつけようじゃないか。
本船の知名度も再認識するように。」
S氏は以下のポイントを列挙。
・濡れ髪は厳禁。
・女性はパンスト着用(なま足NG)
・寝ぐせ、糸のほつれ、ボタン確認
・制服は清潔なものを着用
注意されたのに、逆に
私は嬉しくなったのを覚えています。
なぜなら、外国船でこんなに
素晴らしい上司に出会えたから。
当時の私は
初代飛鳥から戻ったばかりでした。
英国船に「きちんと感」を求める
のは無理だと思っていたからです。
*蛇足:メーガン妃の結婚式
赤道直下をクルーズしている時も
ストッキングを履けとは。
実際、むし暑くて大変でした。
でも、これは正しい服装規定だそう。
2018年ハリー王子&メーガン妃
の結婚式で、ストッキング騒動が
ありましたね。
「暑くなるから、付き添いの
シャーロット王女らは着用不要。」
と、新婦になるメーガン妃が決定。
ところがキャサリン(皇太子)妃は
「それは王室のルール違反」と反論。
このやり取りが、妃同士の
「泣いた泣かされた」という論争に。
結局、シャーロット王女は
「なま足」で出席していましたが。
*眉毛&口紅だけでOK
身だしなみ、いま風にいえば
「外観力」という事になるでしょう。
クルーでも乗客でも、人前に出たら
クルーズという「景色」の一部です。
人に迷惑をかけない?!程度の
ビジュアルを保ちたいもの。
よって、キャビンを出る時に私は
髪、眉、口を最低限チェックします。
髪が乱れていたらベレーを被ったり
色付きのリップなどで口元に色を。
夫は猫毛で寝ぐせが付きやすいので
いつも私が確認しています。
蛇足:クルーズディレクターS氏
彼が入社した時の先輩が、なんと
元クルーだった私の夫でした。
「ベルト通しのあるズボンを
履いたら、ベルトを付けなきゃ
なんてアドバイスしたなぁ。」
とは、40年以上前の昔話です。
その3)食べ残さない
フードロスは、今や世界的な関心事。
クルーズのブッフェでは
自分で調整できるので割とラクです。
少な目にもらい、
必要なら再び行けばいいですから。
屋外グリルの場合は?
外国船では通常こんなボリューム。
こんなに食べられません!
ディナーにひびいてしまいます。
でも、少しだけ食べてみたい~。
こんな時、私は「お肉だけ」注文。
そして、焼けてから...。
「あっ、そうだ。
そこにあるポテトも3本だけ!」
*レストランではメニューを調整
「手をつけてません」と言っても
一度テーブルの上に置いたら
その料理は破棄されるでしょう。
その前にキャンセルすれば
無駄にならないのでは?
よって、フルコースの途中で
満腹度を確認しながら
しばしばメニューを変更します。
ウエイターに告げるのは、
前のコースが終わり
お皿を下げに来たタイミングで。
「次のお魚コースなんだけど...。
お魚抜きにして
添付の野菜だけにできない?」
ある時は、こんな一品が来ました。
けっこうな量でしたが
オリーブ油をかけてペロリ完食。
また、ぎりぎりでマズいんですが
皿の量を見てから変更する場合も。
それは
予想以上にステーキが大きい時など。
ウエイターが皿をテーブルに置く前に
「肉を半分にできる?」と聞きます。
残せばいいんですよ、と言われますが
私は決して折れません。
半分にできなければ
肉を全抜きにして野菜オンリーに。
交渉は、英語力↑↑にもなります!
もったいない精神は、一生もの。
食べ物同様、大切にしたいです。
*最後に
「しないクルーズ」如何でしたか。
ご参考になれば幸いです。