みなさん、こんにちは。
これはクイーンメリー2(QM2)
の船上で撮影したものです。
1912年4月14日の夜から
15日朝にかけて、タイタニック号
が沈没しました。
1514人は死亡しましたが
710人はカルパチア号が救助。
どのように救助活動をしたのか。
このパネルに詳細が記されています。
QM2はカルパチア号と同じ船社
キュナードを代表する旗船です。
*知る人ぞ知る「5デッキC階段」
ここは客室だけのデッキなので
この博物館級の展示は、残念ながら
あまり知られていません。
パネルの大きい文字「D」は
遭難信号の最後の文字です。
「C.Q.D.」Come.Quick.Danger.
(危険切迫。急行乞う。)
まず無線士はコレを発信し、その後
新しい「S.O.S.」を出しました。
エレベーターの周辺に、他にも
合計10枚ぐらい展示があります。
本船に乗ったら
これを見ずに降りないで下さいね!
以下のブログにも書きました。
21/3/10「クルーズ中の人命救助」
ロストロン船長の心やさしい行動
に、キュンとすることでしょう。
*サイズを比較してみよう
タイタニック号は英国サザンプトン
を4月10日に出航して
翌日は仏シェルブールに寄港。
同港にはタイタニック号や潜水艦、
往年のオーシャンライナーに関する
りっぱな海事博物館があります。
この写真は、その展示のひとつ。
(Photo from Cite de La Mare)
赤:タイタニック号
黒:QM2
白:エアバスA380
後方に、バス、車、人も見えますね。
タイタニック号もQM2も
オーシャンライナーです。
真冬の北大西洋でも横断できるよう
強く建造されたはずなのですが。
*S.O.L.A.S.国際条約の設定
Safety of Life at Seaの頭文字が
海上における人命安全のための条約。
この歴史的な海難事故が契機となり
救命ボートや救命胴衣、無線装置
などのルールが決められました。
(Photo from "Titanic")
これは映画「タイタニック」の
ボートデッキでの一場面です。
主人公ジャックは救命ボートが
足りないことを知りました...。
もう
あんな悲劇は起こらないはず。
現在は乗客乗員の人数分以上の
救命ボートと救命胴衣が装備され
避難訓練も定期的に行われています。
いま安心して航海できることに
感謝したいと思います。
あれから111年。
犠牲者とご家族のために、合掌。
*最後に
本船に乗る予定がある方へ。
まず、プラネタリウムの予約を。
今航で上演される?いつ?何回?
と、受付で聞きましょう。
船内新聞に載ったら秒で完売。
タイタニック号の展示と同様、
外すことができない体験ですよ。
船社や旅行社も出さない耳より情報
を、今後もお届けしていきますね。
よろしくお願いします。