みなさん、こんにちは。

 

クリスマスの執筆予定を変更し

今日はニュースをお伝えします。

 

この写真は南極半島近くですが

この事故には関係ありません。

 

*一人死亡、4人軽傷

英国時間12月3日の朝

英インディペンダント紙(デジタル版)は

バイキングポラリス(約3万トン)の事故

を伝えました。

 

11月29日、南極クルーズを終え

本船はアルゼンチンのウシュアイアへ

帰港する途中だったそうです。

 

ところが嵐のような強い高波に襲われ、

写真のように客室の窓が破損しました。

(Daily Mail/AFP via Getty Images)

そして客室内にいた米国人女性が

割れたガラスの犠牲になったのです。

 

他の4名は船内で手当てを受け

命に別状はないとのこと。

 

何という悲しい事故でしょう。

稀な事故とはいえ、残念すぎます。

 

この女性とご家族に

心からお悔やみを申し上げます。

 

怪我をされた方も

無事に帰宅できますように。

 

*本船は今年デビューしたばかり

探検船として

乗客378人と大きめで

極地用ポーラークラス6も取得。

 

なんら問題ないように思えますが

これからアルゼンチン当局による

事故調査が実施されるそうです。

 

事故の翌日、ウシュアイアに入港。

ここは南極クルーズの発着地です。

日数から考えると、事故前に

荒天で悪名高きドレーク海峡は

通過していたようです。

 

それにしても荒天による事故は

極地だけではありません。

 

大西洋横断や世界一周クルーズで

私も経験しました。

 

グランドピアノの足が折れたり

昔の大きなブラウン管TVが飛んだり

人々が転倒したり

頭や顔にあざを作ったり

ドアに指や手を挟んだり

ベッドから落ちたり(私)

 

窓ガラスが割れるのは

一度だけ公室で見ました。

 

オーシャンライナーのQE2

(クイーンエリザベス2)です。

 

本船の場合

海に近い下方の客室は

荒天に強い丸い舷窓でした。

 

でも

南極海域とは比較できませんね。

 

*最後に

今回の事件で

荒天時に待機する場所は重要だ、

と気がつきました。

 

自分だけで判断せず、本船の

アドバイスに従いたいものです。

 

南極のシーズンは始まったばかり。

 

ペンギンやアザラシ、神秘的な氷河

を楽しめるのは、この聖域だけ。

 

これから乗船される方は

ぜひ楽しんで頂きたいと思います。

 

どんなクルーズでもそうですが

特に極地では、健康管理が第一。

 

事故にも

コロナにも負けず

安全で快適なクルーズを。

 

南極海域だけではなく、洋上すべて

船舶のご安航を心からお祈りします。