みなさん、こんにちは。
 
まずは
ウクライナ危機のニュースから。
 
1)客船が避難民を救うかも?
 
大きな船社が動き出すかもしれない
という噂が流れています。
 
当ブログでも過去に書きましたが
火山爆発や地震などで、過去に
多くの客船が出動しました。
 
国連によりますと
40万人近いウクライナ国民が
すでに国を脱出したそうです。
 
テレビの映像を見ますと
雪交じりの路面や防寒着の人で
まだ寒いのがわかります。
 
夜通し歩いてポーランド国境に
到着した家族連れ。
 
小さな子供は、ボランティアに
牛乳パックと菓子パンをもらい
かじりついてニッコリしていました。
 
こんな家族に
安全な避難場所が必要です。
 
2)黒海側NG、バルト海か
 
大量の避難民を運ぶのには
フェリーや客船を利用して
海路をいく方法が考えられます。
 
黒海はどう考えても危ないし
ボスポラス海峡があるので
大型船は入れません。
 
可能性としてはバルト海に面した
ポーランドのグダニスク港などが
候補にあがるでしょう。
 
同港は貨物船用の岸壁だけですが
しばしば客船も寄港しています。
 
英国はじめ欧州各国は
避難民を受け入れる対応を開始。
 
なんとか
救ってあげたいものです。
 
さて、今日の本題は
「パンケーキ・デー」です。
 
長い冬に終わりを告げ
春に向かう行事として
英国の風物詩になっています。
 
トップ写真と以下は
クイーンエリザベス号で開催された
部署対抗レースでした。
1)今年は3月1日
 
キリストが十字架にかけられ
復活したイースターサンデーは
今年4月17日。
 
かつて敬虔なクリスチャンは
40日前から断食したそうです。
 
その前に残っている小麦粉や卵を
使い切る必要がありました。
 
そうだ、パンケーキを作っちゃおう
というわけです。
 
日本のホットケーキですね。
 
過去一年を振り返り、悔い改める
意味もあるパンケーキ・デー。
 

キリスト教で「告解の火曜日」です。

 

2)レースのきっかけ
 
15世紀の英国バッキンガムシャー州
オルニーという村で起こった「事件」
が起源といわれています。
 
ある主婦がパンケーキを焼いていたら
教会へ行く時間になってしまいました。
 
礼拝の時間ですよ~。
鐘が鳴っています。慌てますね。
 
信者だから、遅れちゃいけないわ。
 
そこで彼女は
エプロン姿のままフライパンを手に
教会まで走ったそう。
 
今ではこの村だけではなく
英国中でレースが開催されています。
 

エリザベス号では天気が良く

屋外の船尾で開催できました。

 
3)パンケーキいろいろ
「さっぱり系の英国風」
薄く焼き、レモンを絞って
グラニュー糖をかけるだけ。
 
「どっしりな米国の南部風」
エルビス・プレスリー出身地そばでは
ペカンナッツ&シロップ添えです。

これはミシシッピ川クルーズでの

朝食バージョンです。

 

かりかりベーコン&ふわふわ生地。

すべて美味で本当に困りました。

 

閑話休題。
 
ウクライナ危機を間近に感じる
欧米では、イースターまで
スイーツや好物を減らす人が
多いのではないでしょうか。
 
一日も早い解決を祈ります。
 
乗船中のウクライナ出身クルーが

祖国のご家族とずっと連絡を

取り続けることができますように。