みなさん、こんにちは。
 
クリスタルエンデバー号から英国に
戻り、ロンドンで少し仕事をして
郊外の自宅へ戻りました。
 
写真は、サザンプトン中央駅付近を
通過する電車から撮った写真です。
 
これはリーガルプリンセス号。
(14万2千トン、乗客3560人)
 
明日7月31日からクルーズ再開なの
で、早めに到着し準備中なのでしょう。
 
電車から見えませんでしたが、実は
さらに3隻がサザンプトンに入港中。
 
クイーンエリザベス号(約9万トン)
クイーンビクトリア号(同上)
アイオナ号(約18万4千トン)
 
リーガルプリンセス号を含め4隻は
全てカーニバルグループの客船
になります。
 
3つのブランドに分類できますので
その特徴を見てみましょう。
 
まずはプリンセスクルーズ社から。
13隻の船隊です。
 
リーガル号の名付け親は
なんと6人でした。
 
彼らは1970年の米人気TV
「ラブボート」の俳優達だったのです。
 
パシフィックプリンセス号が
撮影に使われ、北米のクルーズが
大ブレークするきっかけに。
 
今では世界的なスタンダード客船
として、ファミリーにも人気ですね。
 
さて次は、新造船アイオナ号の
P&Oクルーズです。全7隻。
 
英国で最も歴史がある船社で、
8月7日に処女航海に出る本船は
新しい旗船になります。
 
スタンダード船として、食事や
イベントは英国人向けです。
 
たとえばランチに日替インドカレーが
出たり、コメディやTVクイズ番組なども。
 
英国船として、初の液化天然ガス
(LNG)が採用されました。
 
ディーゼルも併用しハイブリッドで
環境にやさしい船です。
 
処女航海にはトニー・ハドリー
(現代のエルトン・ジョン風)など
有名エンターテイナーも多数乗船。
 
ハイライトは船名にちなんだ
スコットランドの「アイオナ島」へ
行くことでしょう。
 
そして最後は英国ラグジュアリー
ブランドのキュナード社。全3隻。
 
客室グレードによってレストランや
公室を分ける伝統は
現在も変わりません。
 
フォーマル度が高く、お洒落を
楽しむ人々や、洗練された
英国文化を好む乗客に評判です。
 
ビクトリア号は来年4月まで休航
なので今回のサザンプトン寄港は
食料など必要物資の積荷でしょう。
 
クルーズ延期になったエリザベス号
は、いよいよ8月13日からスタート。
 
カーニバルグループは全て乗客に
ワクチンを義務化しています。
 
英国では現在18歳以下の子供たち
にもワクチン接種が始まりました。
 
エリザベス号のサマークルーズも
家族連れが多いのではないか、と
私は予想しています。