みなさん、こんにちは。
 
今日の写真は、ギリシャのサントリーニ島沖に停泊中のクラウン・プリンセス(11万6千トン、
乗客約3100人)です。
 
ギリシャは、英国のロックダウン(都市封鎖)が解除されたら一番人気の旅行先になりそう。
2月22日、ボリス・ジョンソン首相が4段階に分けてコロナ規制を緩和すると発表しました。
 
日本と違い、英国は1月5日から「ステイ・ホーム」(自宅待機)が続いています。
例外は、食品の買い出しや薬局で投薬を受ける、散歩などの運動ぐらい。
 
テイクアウトのコーヒーは買えますが、それを公園のベンチで飲んでいると罰金なんです!
くつろぐのはNGなので。同居者以外の友人と室内で会うこともできません。
 
我が家の近所にあるカフェレストランには、まだクリスマスの飾りが店内に。
英国ではクリスマス飾りを降ろすのは毎年1月6日。余裕がなかったんですね、この店は。
 
しかし、ロンドンのあるイングランドでは長いトンネルの出口が、やっと見えてきました。
その概略を見てみましょう。以下は、すべて「予定」です。
 
1)3月8日:すべての学校が再開。
2)4月12日:一般商店や美容院、スポーツジムなどが再開。
3)5月17日:飲食店が全面再開。海外旅行の解禁。
4)6月21日:コロナ規制を全面解除。
 
それぞれ次の段階に進むには、4つの条件をクリアしなければなりません。
①ワクチン接種が順調に進む事。(7月末までに、大人全員が目標)
②ワクチンの効果が出て、入院者と死亡者が減っていく事。
③感染者が減って医療を圧迫しない事。
④変異ウイルスに影響されない事。
 
溜息が出るほど、長い道のりにみえます。こんなに慎重なのは、もう、繰り返したくないから。
よって、すべての国民は今まで通りルールを守っていくことが求められています。
 
さてジョンソン首相の発表後、旅行&航空会社では驚くほど予約が殺到しているそうです。
日本のGWにあたる4月4日イースター復活祭の旅行は無理ですが、夏は大丈夫みたい。
 
ギリシャ、スペイン、キプロスなどが注目されています。なぜなら、国同士の交渉いかんで、
いわゆるワクチン・パスポートが有効になる可能性が出ているからです。
 
ワクチン接種をしていれば、自主隔離や検査なしで互いの国を往来できる、などという
取り決めが話し合われている、との話。
 
クルーズはどうでしょうか。しばらくは英国発着クルーズが中心になりそうです。
海外で乗下船する場合は、その国に自主隔離がないことを確認する必要があります。
 
どの国の人にもいえることですが、これからは旅行保険がとても重要になるでしょう。
自国ならばコロナに関し、少なくとも治療は無料になります。しかし、海外は別。
 
少なくても年内は、「もし」「万が一」を常に念頭に入れて、出かける必要がありそうです。
乗船直前に陽性が判明し、乗船拒否された→乗船予定地で自主隔離。滞在コストは?
 
クルーズ中に陽性→下船後、現地の収容施設へ。再検査や、フライト変更のコストは?
などなど。老婆心でスミマセン。でも、このような場合あなたの保険でカバーできますか。
 
昨年夏、コロナ第一波のあとにクルーズすることになり、私は保険を見直しました。
そしてコロナ対応の新しい一年間有効の旅行保険に変えたのです。
 
通常の健康・事故・所持品などの項目に加え、コロナに関連するフライト取り消しや、予想外の滞在費、治療費などが網羅されているクルーズ専用です。
 
来週はもう3月ですね。日本の3月7日、再延長なしで緊急宣言が解除されますように。
海外に出られるのはまだ先とはいえ、体力づくりの他にも、準備できることがありそうです。