みなさん、こんにちは。
 
私が住む英国では、コロナワクチン接種を1回受けた人の数が1200万人を超えました。
この勢いのせいでしょうか、先週末の新聞には多くのホリデー広告が載ったのです。
 
カナリア諸島の休暇村、カリブ海で長期ステイ、そしてクルーズなどは小冊子を出す会社も。
特に欧州のリバークルーズは、近いこともあってシニア世代に評判なんです。
 
写真は、ブダペストの有名なセーチェーニ鎖橋です。ライトアップされた時間をねらって、
クリスタル・モーツアルト(全長約120m、乗客160人)が通過していきます。
 
ゆっくり流れていく景色を眺める。これがリバークルーズの醍醐味です。
船上から見える自然やお城、美しい都市がエンターテイメントのひとつになります。
 
なぜ、最近リバークルーズに人気が出てきたのでしょう。
理由をいくつか挙げてみました。
 
その1)揺れない
船酔いするからクルーズは苦手なの、とよく聞きます。
過去に辛い思いをされた方は、こりごりかもしれませんね。
 
基本的にリバーでは揺れませんから、酔い止めはほとんど不要。
そして、たいてい両側に陸地が見えてるので安心感もあります。
 
その2)上陸がラク
海のクルーズは着岸してから、上陸できるまで待たなければなりません。
大型船それもテンダーボートを利用する時は、なおさらです。
 
リバーには、これがありません。船が小さく、乗客が少ないせいもあります。
たとえばウイーンに到着したら、約10分後には「ハイ、上陸どうぞ!」なのです。
 
岸壁は市内に近いことが多く、徒歩や地下鉄を利用して中心地まで出る事が可能。
ツアーのバスも、岸壁のすぐそばに来ますよ。
 
その3)食事時のドリンクがほぼ含まれている
昼食でビール、ディナーでワインなど、乗船したら何かドリンクを頼みたくなるものです。
でも、選んだり頼むのが億劫、という人もいるのでは?
 
多くのリバー船ではハウスワインや限定ビールを無料で提供。もちろん、お代わりも。
ビヤ?ホワイト?レッド?程度の質問に答えて注文できるのですから、いたってラクです。
 
そしてサインする伝票が来ないのも素晴らしい!
銘柄は限られていますが、大きなハズレはありませんので、ご心配なく。
 
海のクルーズではドリンクやチップ等が料金に含まれているオールインクルーシブ式の
船もありますが、リバー船では慣習でドリンク込みがほとんど。
 
と、まぁ、以上のような理由が考えられます。
それから、ほぼ全室が外側で、ベットから景色が見えるのも嬉しい利点でしょう。
 
欧州の人気流域は、ドナウ川、ライン川、セーヌ川、エルベ川、ドウロ川(ポルトガル)など。
ロシアのボルガ川、米国のミシシッピ川、ナイル川、揚子江、メコン川などもあります。
 
リバークルーズなんてシニア向きと思っている方、クリスマス・クルーズに行くと驚きますよ。
季節限定のクリスマスマーケット巡りは、ラブラブな若いカップルや家族連れが多いのです。