東京都目黒区中目黒で子どもの英語教室&アドラー勇気づけ講座を開催しているA+SMILEの田中彩子です。
昨日は低学年レッスンの日でした(レッスンの詳細は → こちら)。
このクラスでは今までに、アルファベットの「A」から「J」の音を学びましたが、このなかで、子ども達にとって区別のつきにくい音があります。
それは、「F」と「H」です。
フォニックスを学ぶときに、私が {f} の音を発音しているのに、「horse」のカードを取ってしまったり、私が {h} と言っているのに、「farm」のカードを取ってしまったり。
これは、低学年クラスの子ども達に限らず、私が教えている中~高学年の子ども達も、未就学児も、大人も同じようです。
音の違いを聞き取れるようになるためには、何度も聞いて慣れるしかありません。
また、違う音を正しく発音できるようになるためには、発音方法の違いを理解しなくてはなりません。
これは、
口の形を目で見て、
音の違いを口で確認して、
たくさんの音を耳で聞いて、
それを繰り返してマスターできることだと思います。
フォニックスを学ぶとき、子ども達はまず、私の口を見ます。
{f} は下唇に上の歯が当たりますが、{h} はまったく違う口の形です。
低学年クラスの子ども達は、{f} と {h} は正しく発音できるのですが、それぞれの音とアルファベットの文字を結びつけることがまだ難しく、さらに、個々の単語が {f} で始まるのか {h} で始まるのかについて混乱してしまいます。
まだ練習が必要そうです。
大人でも区別が難しいこの2つの音ですが、慣れてしまえば、音はまったく違うことが分かります。
一度耳が慣れて音の違いを理解できるようになれば、まず間違えることはないと思います。
私の息子も、最初にアルファベットのフォニックスを学んでいたときに私の口元をじーっと見て真似することから始めましたが、今のところ、{f} と {h} の聞き取りや、文字を見ながらのリーディングで間違えたことはないように思います。
低年齢のほうが音の習得に有利なのは確かですが、もっと大きくなってからでも、大人になってからでも、決して遅くはありません。
{f} と {h} はまったく違う音なので、この2つを混同して話してしまうと、伝わりにくい英語になってしまいます。
日本人以外の多くの人にとっては、なぜこの2つの音を混同してしまうのかも理解できないため、発音が間違っていると、何と言おうとしたのかを推測することも難しいのです。
スピーキング力を高めるためにも、ぜひ {f} と {h} の発音をマスターすることをおすすめします。
A+SMILEでは今後も、基本の発音のひとつとして、子ども・大人のレッスンで違いを指導していきます。
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日経DUALに取材・掲載されました!
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