どうして、山に登るんだろう。
楽しいから。
どうして、自転車を漕ごうと思ったんだろう。
楽しそうだから。
楽しいと思うことに、まっすぐに。
日々のオフィスワークに、携帯とにらめっこしてる自分が嫌なのもあったけど、
自転車を漕げば自然と気分が明るくなることに頼りたかったのもある。
道の起伏があるように、感情の起伏が押し寄せてくる。
自分に出来るのかな。楽しいと思えるのかな。
心のどこかにあった不安は、プチゴールで払拭されるような気がしたんだ。
考えることはこれからも堂々巡りかもしれない。
だけど、ちょっとした達成感をペダルを漕ぐことで得られたのは大きかった。
恵庭岳のてっぺんが林道から顔をのぞかせたときに、来てよかったな。
そう思えるとともに、これから幾度となくそんな場面に合えるのかと思うと
これからの未来にワクワクした。
漕ぎ続けてれば、目的地に着くんじゃん!
当たり前のことなんだけど、精神的なゴールにもたどり着けることに繋がる気がした。
ならば、やれる。
どこまでも、行ける。
爽やかに、「好きだ。」
そう思えた。
よし、ちゃりんこの名前も決めた。
「幸多」と書いて、「コウタ」。
幸多の誕生日はもうすぐだ。